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金正恩出典:image.news.livedoor.com

歴史上初めて行われた「米朝首脳会談」。

正直「肩透かし感」はありますが、ちょっと前までは「開戦か?」とまで言われていた時期もあったので、その頃と比べれば、かなりの「前進」と言えるでしょう。

今回、トランプ大統領と金正恩委員長がサインを交わした「合意文書」の中で注目なのは、やはり「非核化」に関する内容。

北朝鮮が「非核化」に向けて「速やかに調整を行っていくこと」を、トランプ大統領は、表面上では「確信」していました。

金正恩委員長は北朝鮮に帰国後、本当に「非核化」へ向けて舵を切るのでしょうか?

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北朝鮮の非核化なぜ日本が費用を?


史上初の「米朝首脳会談」を終えたトランプ大統領、単独で世界中のプレスに向けた「記者会見」も行ないました。

その会見では、トランプ大統領が登場する前に、事前に作ったものと思われる「プロモーションビデオ」のような映像が流されていましたが、全体を通じて、今回の首脳会談は「ショー」みたいだったな、と感じました。

年齢だけで見れば、「親子」くらいの差がある、トランプ大統領と金正恩委員長。

世界中から「注目」されて、やっと「アメリカに相手にしてもらうことが出来た」金正恩委員長が、ただただ「嬉しそうな表情」だったのも印象に残っています。


さて、今回の会談の中で目玉の「案件」となるのが、「北朝鮮の非核化」。

トランプ大統領は、金正恩委員長が北朝鮮に帰国後、「すぐに非核化への準備を進めるだろう」という見解を示しています。

またそのための「費用」は、「韓国」と、そして「日本」が支援するべきで、アメリカはこれには「ノータッチ」だとも。

普通に考えれば、北朝鮮が「自分の国」で持っている「自分たちの核」を「放棄」するんだから、「自分たちのお金でやれや!」と思いますが、現実問題、今の北朝鮮の「経済状況」を考えると、それは「難しい」ですね。

となると、ま、「日本」と「韓国」頼みということになるのでしょう。

北朝鮮からの「距離」の問題を考えると、実質、「北の核の脅威」にさらされているのは、休戦中の「韓国」、そしてやはり「日本」。

特に最近の北朝鮮と韓国の「急接近」ぶりを見ていると、1番狙われそうなのは、「日本かも?」なんていう気さえしてきます。

尚、その「費用(北朝鮮の核放棄の代価)」についてですが、一部では「今後10年間で2兆ドル(約200兆円)」かかるのではとも言われています。

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北朝鮮が非核化?過去には嘘も?本当の目的は何?

そもそも、北朝鮮の「非核化宣言」は信用出来るのでしょうか?

「過去」の事例を見ていると、どうも今回も「嘘」になるような気がしている人たちも多いでしょう。

という訳で、北朝鮮と「核・そして非核化」に関する「過去の歴史」を振り返っていきます。

「1994年」

国際原子力機関(IAEA)からの「脱退」を宣言した「北朝鮮」。

その数カ月後、今度は「アメリカ」と、新たな「枠組み合意」を結んだ北朝鮮。

この時の「合意内容」がこちら。
  • 北朝鮮の核開発の凍結
  • 北朝鮮の核拡散防止条約(NPT)への復帰
  • アメリカが北朝鮮に軽水炉を提供
  • アメリカが北朝鮮に毎年食料+50万トンの重油を提供
北朝鮮は、アメリカからの「支援」を受ける見返りとして、核開発を「凍結」するという約束をしています。

がしかし、北朝鮮は支援だけ受けて、裏ではコッソリ「核開発」を続けていましたね。

「2003年」

またもや「核拡散防止条約(NPT)」からの「脱退」を表明する北朝鮮。

アメリカも流石に、ここまで気持ちよく約束を破られてしまっては、合意していた「枠組み」を「放棄」するしかありませんでした。

「2005年」

遂に、北朝鮮が「核保有」を宣言します。

しかしその直後、当時の北朝鮮のトップ「金正日氏」は、「北朝鮮には、核兵器を持つ理由がない」として、「非核化」の意思を表示。

更に「六カ国共同宣言」が採択され、北朝鮮は「核放棄(非核化)」を約束します。

「2007年」

北朝鮮は、「プルトニウム(核の原料)製造施設の稼働停止、封印」を受け入れます。

その見返りとして、アメリカから「重油」をもらう予定でしたが、ご存知の通り、この約束も「守られることはありませんでした」。

「北朝鮮の本当の目的は?」

この様に北朝鮮の「非核化宣言」には、「嘘だらけの歴史」があります。

常に経済的な「支援」をもらうために「非核化」を宣言し、その援助を、更に「核兵器などの費用」に企ててきました。

しかし今回の場合は、史上初の「米朝首脳会談」の席で、「アメリカ大統領」と顔を合わせて、「非核化」に臨むという姿勢を示しました。

これでまた「嘘」をついていたとしたら、「トランプ大統領のメンツは丸つぶれ」。

そうなったら、トランプ大統領も黙ってはいないでしょう。(特にメンツにはうるさそうですし^^;)

それに北朝鮮の、というか金正恩委員長の1番の目的は「現体制の維持」。

もうコレしかないはずです。

せっかく「直接会談の実現」までこぎつけたのですから、今更、トランプ大統領を「怒らすようなこと」は敢えてしないのではないでしょうか。

という訳で今回は「北朝鮮の非核化」について見てきました。

最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!

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