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THAAD出典:http://static6.businessinsider.com

突如注目を集めている「THAAD関連機関」というワード。

これは21日、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が、ここ最近の数週間の間に、中国政府と深い繋がりがあると言われている「2つのハッカー集団」が、米軍の最新鋭ミサイル迎撃システム「THAAD(高高度防衛ミサイル)」の韓国配備に関係する政府機関、企業への「サイバー攻撃」を仕掛けていると報じたためです。

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THAAD関連機関をトント・チームとAPT10がハッカー攻撃?

今回のウォール・ストリート・ジャーナルの報道は、韓国の政府機関と取引のあるサイバーセキュリティー会社の話として取り上げられています。

また報道によると、このサイバー攻撃を仕掛けているのは、人民解放軍と深い関係を持つとされる「トント・チーム」(中国・瀋陽で活動)、軍や情報機関と関係を持つとされる「ART10」「2つのハッカー集団」だという事。

その内容を見てみると、韓国の政府機関、防衛産業、大財閥に対し、ウィルスを添付したメールを送り付けるなどの手段を取っているといいます。

このような「サイバー攻撃」が多発してきたのは、昨年韓国が「THAAD配備」の受け入れを表明してからです。

アメリカと韓国は「THAAD」の配備について「北朝鮮の核やミサイル脅威への対応」としていますが、中国側からすると、「THAADのレーダー」により、中国国内まで監視することが可能になるとし、反発が増しているというのが背景にあります。

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THAAD(高高度防衛ミサイル)とは?

何か、それぞれの思惑が複雑に絡み合っていますね。

ここで「THAAD」について確認しておきましょう。

「THAAD」は敵の弾道ミサイルの航程が最終段階に差し掛かった時、つまり大気圏に再突入し落ちてきている段階の時に、「ミサイル防衛」で迎撃・撃破するために開発されました。

これまでは、同じような役割を果たすために「パトリオットPAC-3」が、配備されてきました。

しかしこの「PAC-3」は、比較的小規模展開がしやすい変わりに、射程が短く、高速で突入してくる「中距離弾道ミサイル」などへの対応が難しいとも言われ、更に迎撃に成功したとしても地上への被害が大きくなるという問題点も抱えていました。

これら問題点を改善するために、開発されたのが「THAAD」です。

「THAAD」は、「PAC-3」よりも高高度、成層圏よりも上の高度での迎撃を目標として作られています。

「THAAD」が特化している部分は、大気圏外での交戦です。

「北朝鮮の核に対する脅威」は、勿論日本にとっても他人事ではありません。

その為、日本の「THAAD配備」も時間の問題なのでは?

という意見もありますが、中国、ロシアなどの反発もあり「正式な決定」とはなっていません。

そもそも自国を防衛するための「THAAD」なはずなのに、なぜ他国が反発するのか?が疑問なんですが、それだけ「物凄いレーダー」を持っているということなのでしょうか。

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