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イコモス出典:https://cdn.mainichi.jp

福岡県にある「宗像・沖ノ島と関連遺産群」について「イコモス」が、世界文化遺産に登録するように、ユネスコに勧告したと、文化庁が発表しましたね。

7月に、ポーランドで開かれる「ユネスコの世界遺産委員会」での最終審査の結果待ちということになりますが、文化庁によると「イコモス」が登録勧告をした場合、そのまま認可されるケースが極めて高いとしています。

ということは、また新たな「世界遺産」が、日本に誕生するのは決定的になったということですね!

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イコモスとは?

この嬉しいニュースを聞いて、気になったのが「イコモス」という言葉。

何でも、イコモスが世界遺産に登録勧告をした場合は、認められる確率が、かなり高くなるといいます。

物凄い権限を持っているイコモス。

ところで「イコモス」って何?

という疑問も出てきました。

まずは、イコモスという言葉の意味から調べていきます!

何回「イコモス」って言うんだと、お思いの方もお付き合いくださいw

「イコモス」の勧告?ユネスコとの関係は?

イコモスの正式名称は「International Council on Monuments and Sites」(国際記念物遺跡会議)となり、本部はパリにあります。

非政府組織(NGO)で、ユネスコの諮問機関(行政庁の諮問に対して、学識経験者などが、審議や調査を行う機関)の1つ。

目的は、遺跡や歴史的建造物の保存です。

1965年に設立されたイコモスは、世界中の建築、考古学遺産などの専門家達で構成されています。

各国から推薦された「文化遺産」に対して、調査や、検証、評価を下して、世界遺産委員会に報告し、勧告します。

勧告内容は、「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」となっていて、今回のケースでは「登録」という勧告がされた、ということですね!

まとめますと「イコモス」とは、世界遺産への登録するかどうかという事を、世界遺産条約に基づき、事前に有識者たちが審査する機関ということになります。

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イコモスの役割や活動内容は?

イコモスの役割ついて、世界遺産として認められるかの「決定権」を持つ組織だ、ということは触れました。

ここからは、それ以外の「役割」「活動内容」について見ていきましょう!

19世紀以降、世界中の国々で、人類の遺跡や歴史的建造物などの文化遺産の重要性を認識し、これらを大事に保存していき、次の世代へ残そうとする活動が続いています。

そして、実際に「遺産の保存」の為の組織が、国際的に構想されたのは、第二次世界大戦後。

それから、約20年間の準備期間を経て、イコモスの第1回総会は「1965年6月」に、ポーランドのクラクフで開かれます。

現在では、130カ国以上の参加国により、国内委員会が各国で作られ、文化遺産の保存分野の専門家や、専門団体が、活動にあたっています。

では、活動内容をまとめていきます。
  • 世界各地の保存の専門家を集め、保存科学の情報についての国際交流を行う
  • 高度な知識を持った専門家のネットワークを、国際的に設ける
  • 保存していく為の、原理、方法、科学技術の関する情報を収集、また評価と普及にも務める
  • 保存技術の発展の為、専門家の情報センターを設立し、国内、国際機関と協力していく
  • 保存、保護、価値を高める為の原理、方法、科学技術応用、発展に関する国際条約を実行する
  • 世界的なレベルで、保存専門家のトレーニング事業の為の活動や組織に参加する
このように、イコモスは国際機関(ユネスコをはじめとする)と、近い関係を保ち、世界中の貴重な文化遺産の保護、保存、価値の高揚の為に、大切な活動をしてきています。

更に、日々発達していく「科学技術」を用いて、より良い状態で保護していく方法論など、常に最先端の情報、知識を世界中で共有していくための役割も担っているということですね!

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