井上出典:http://news.tbs.co.jp

東京の築地場外市場で発生した火災。

その出荷元が、老舗ラーメン店「井上」の厨房であったことが、4日判明しました。

警視庁の実況見分によると、厨房のコンロ付近の壁が、激しく燃えていたということで、調理中の熱が壁に伝わって発火する「伝導過熱」が、この火災の原因になったと見ています。

更に詳しい当時の状況を、警視庁や東京消防庁が調べています。

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伝導過熱が築地火災の原因?危険を防ぐには?

甚大な被害をもたらした、今回の「築地火災」。

普段、近くを何気なく通ることもありますし、また、築地の場外市場には、何回も足を運んだことがありますので、火災の映像を見て、改めて火事の怖さを思い知りました

警視庁築地署によると、出火元と見られる、老舗ラーメン店「井上」のコンロ脇の壁は、木材の表面にステンレスの板を貼った構造になっており、その板の裏側が、激しく燃えていたということです。

「井上」では、火災のあった3日の午後1時半~3時50分頃、仕込みでスープを作るためにコンロを使用していました。

その後、従業員が「4時頃」に退店した時には、特に異常はなかったという報告があり、そのため、壁の内部から発火した可能性が高いと見ています。

内部って、見えないし、熱を溜めていたとしても、突然起こったように感じるので、怖いですね。

しかも、築地の場外市場に行ったことがある方はご存知だと思いますが、あの辺りは、非常に近い距離感で、お店が密集しています。

なので、一度火がついてしまって燃え移ってしまったら、あのような大きな被害となってしまうのは、想像に難しくないです。

伝導過熱は、炎がステンレスなどの不燃材を、直接熱することによって、その熱で内部の可燃材が発火するという現象のことを指します。

この様な火災は、昨年だけでも年間に、東京消防庁管内で「21件」発生していて、その内の半数以上が「飲食店」であったといいます。

今回の「築地火災」では、3日の午後4時50分頃に出火。

1~3階建ての店舗など、合計7棟(935平方メートル)が焼失し、約15時間後に鎮火しています。

出動した消防車は実に60台以上。

築地の場外市場だけではなく、最近、こういう形態のいわゆる「〇〇横丁」みたいな飲食店は都内でも多く見られます。

なので、どこで発生してもおかしくない火災でもありますので、この際に、その防止対策や、対策をしっかりと練ってもらいたいですね。

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伝導過熱とは?家での防止対策は?

東京消防庁によると、伝導過熱による火災を防ぐために大事なこととして、以下のような点を徹底するようにとしています。
  • 壁と調理器具の距離を適切にとること
  • 日常の清掃や点検を適切に行うこと
たまに、味は美味しいんだけど、掃除とかちゃんとしてるのかな~と、不安になる飲食店もありますからね。

以前、とんねるずの番組でよくやっていた「きたなトラン」とかに出てくるお店のような感じの。

対岸の火事だとは思わずに、徹底してもらいたいです。

今回の出火元となった「井上」は、築70年以上の老舗有名店。

外国人観光客も多数訪れる名店ですが、警視庁築地署によると、長年の過熱により、木製の壁が劣化したことで発火した可能性もあるとしています。

また、「伝導過熱」による火災は、一般家庭においても起こる可能性があります。

飲食店のように、長時間、強い加熱をするという機会は、あまりないかもしれませんが、それでも、木造の家で、築年数が経っている家になると、木造の壁が劣化している可能性があります。

その場合に、ステンレスの板からでも熱が伝わり、熱がこもっていって「発火」ということも十分に考えられるので注意が必要です。

自分の家のキッチンの、コンロと壁との距離が近い場合は特に。

壁を触ってみて、熱がこもっていないかチェックし、もし熱くなっていたら「危険な状態」だという認識を持ち、対処していくべきでしょうね。

一般の家庭だと、この様なケースも考えられます。

それは、冬の時期。

ストーブなどと、壁の距離が近すぎた場合は、壁に熱がこもってしまうことも。

最後に、仏壇のローソクの熱が天井の裏に伝わって出火したというケースもあったそうです。

この機会に、自分の周りに潜む「伝導過熱」の危険性について、見直してみたいなと思いました。

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