ミサイル出典:https://www.cnn.co.jp

30日、北朝鮮の朝鮮中央通信は、中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練の実行と、成功の報告を行っています。

朝、テレビをつけたら、どこのチャンネルも「北朝鮮のミサイル」の情報ばっかりでビックリしました。

しかも今回は、日本列島を飛び越えていきましたからね。

普通に考えて、とんでもないことです。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、このミサイル発射訓練に立ち会ったようで、「アメリカのグアム島を牽制する前奏曲となる」と発言しています。

そんな度胸は無いくせにと思いますが。

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北朝鮮はミサイルをなぜ飛ばす?

金正恩氏は、今後、太平洋を目標とする弾道ミサイルの発射訓練を頻繁に行い、戦略兵器の戦力化を進めるとも言っていますので、これからも引き続き、緊張が続きます。

いつ失敗して、途中で落ちてくるかも分からないですし。

そもそも、「なぜ北朝鮮はミサイルを飛ばす」のでしょうか?

アメリカを挑発したとして、いざ戦争にでもなったら勝ち目がないことくらいは簡単に想像がつくのに。

勿論、明確な理由については、金正恩氏に聞いてみないと分からないことではありますが、個人的には、やはり「恐怖心から」だと思います。

金正恩氏の究極の目標は、現体制の維持であることは明白。

彼はまだ年齢的にも若く、国内ではクーデターの動きなども見られないことから、自分の体調管理だけシッカリして、アメリカなどを刺激さえしなければ、普通に寿命を全う出来るはずです。

しかし、金正恩氏は、というか独裁者というのは臆病なものなのでしょう。

それは自分の側近たちを、どんどん処刑していることからも分かりますが、常に何かを疑い続けながら生きている様子です。

昨年、北朝鮮の外務省報道談話や、官営メディアの報道で、アメリカ軍が「精密空襲作戦」を準備していると非難していたことがありました。

これは、アメリカ国防総省などと深い関係にある「シンクタンク、ストラトフォー」(民間軍事)が、対北朝鮮攻撃シナリオを発表したことを受けてのことだと考えられます。

「シンクタンク、ストラトフォー」は「影のCIA」とも呼ばれている組織。

金正恩氏は、自国が攻撃され、今の体制が壊されてしまうという恐怖心から、それを逃れるためには、一刻も早く「核ミサイル」を実戦配備し、また大量に保持することで、自分の身を守ろうとしているのではないでしょうか?

皮肉にも、その行動は「北朝鮮の核の暴走」を懸念する、アメリカの態度を、一気に変えてしまうかもしれないんですけどね。

アメリカとしても、北朝鮮が「核を大量に持った状態」になるまで待っていては、遅いと考えるだろうし。

いずれにしても、北朝鮮はミサイルの発射訓練を止めることはないでしょう。

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「北朝鮮はミサイル」日本は迎撃しない?グアムは?

今回、日本の北海道上空を飛び越えていった北朝鮮のミサイル。

そこで思ったのが、自分たちの国の上をミサイルが飛び越えていったのに、迎撃はしないのか?」ということ。

早速調べてみると、まず1つ目の理由として、今回の北朝鮮が発射したミサイルは、発射された直後の分析で「日本本土へは直撃しない」ということが分かったからだと言います。

アメリカ軍や、日本の自衛隊の情報分析によって、このミサイルは日本上空を飛び越え、排他的経済水域外に落ちるということは計算出来ていたということですね。

また、日本が所持している迎撃ミサイル(いわゆる陸地から迎撃するタイプ)は、ミサイルが落ちてくる可能性が高い場合に使用するというのが、本来の使い方だといいます。

高い弧を描き、そこから真っ逆さまに落ちてくるタイプのミサイルに対して、それが本土に直撃するのを防ぐために、下から撃ち落とすイメージですね。

つまり、今回の北朝鮮のミサイルのように、始めから「ライナー性」の軌道で、日本の本土を飛び越えていくタイプの迎撃には向かないということでしょう。

それに、今回のように日本の上空を通過することが分かっているミサイルを、迎撃ミサイルで撃ち落とした場合、そのミサイルの破片たちは本土に降ってくることになります。

これでは意味がありませんね。

ここで日本が保持する「迎撃システム」についても簡単に見ておきます。
  • 「イージス艦」(海上自衛隊海上構成部隊):海上からミサイルを撃ち落とすタイプで、大気圏外(高度約100km)で迎撃可能
  • 「PAC-3」(航空自衛隊高射部隊):陸上からミサイルを撃ち落とすタイプで、大気圏内(高度約20km)で迎撃可能
いずれも、航空自衛隊地上配置型レーダーが探知、識別、追尾をしたミサイルの情報を受け取り、迎撃を開始します。

データー上では、この「イージス艦」、「PAC-3」を使用すれば、ほぼ「100%」に近い確立で、他国からのミサイルは迎撃出来ると言います。

「PAC-3」を見てみると、高度「約20km」と、かなり地上から見て近い気もしますが、あくまでも「そのまま直撃」することは、高い確率で防げるというデーターがあり、少しホッとしました。

そして、今回の北朝鮮のミサイルを、もし迎撃していた場合なんですが、これには「新たな問題」が生じてくる可能性があります。

何と、自国に向けて放たれたものではないと分かっていて、尚且つ上空を通過するミサイルを攻撃した場合、これは国際法上、「戦争行為」とみなされる恐れが出てくると言います。

最後に、北朝鮮は「グアム攻撃」を目論んでいるとも伝えられていますね。

着実に、発射実験が「グアム」に近づいてきているのは事実です。

しかし、これを実行した場合は、アメリカとの戦争になることは、まず間違いありません。

どこの国だって、いちばん大事なのは「自分の国」ですからね。

それが「攻撃対象」となったら、アメリカが黙っているとは考えられません。

その先のことは、用意に想像がつくので、北朝鮮としても、中々そこまでは踏み込めないと思います。

現状、どこまでが「セーフ」なのかというデッドラインをジリジリと伸ばし、アメリカの様子を伺っている「チキンレース」のような状態でしょうか。

ただ、日本政府としては断固として抗議する姿勢を行い続けてほしいです。

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