12月10日に劇場版「HERO」が地上波初登場という事で、今回始めてご覧になったという方々も多いのではないでしょうか?
テレビドラマ版が2001年の1月から始まったこの大人気シリーズも、途中スペシャルドラマ版や、第一弾劇場版、そして2014年7月からは、第2期テレビドラマ版が放送されるなど、実に長い間愛されてきた作品ですね。
そんな「HERO」の劇場第2作品目ですが、2015年に公開され大ヒットしました。
一応物語はここで一区切りなのか、それともさらなる続編があるのかは分かりませんが、久しぶりに松たか子さんも帰ってきて、木村拓哉さんとの名コンビ復活は嬉しかったです。
そんな「HERO」第2弾ですが、今回の物語の肝となる場所が「ネウストリア大使館」ですが、そもそも「ネウストリア」って国、聞き覚えがないような。一体どんな国なのでしょうか、その辺りを調べていきたいと思います!
「ネウストリア」は実在する国?場所は何処?
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「ネウストリア」という、あまり聞き覚えのない国の名前ですが、現在のヨーロッパに実在する国ではありません。映画の中では大使館の人達ネウストリア人達は、フランス語を話していましたね、そしてフランスで人気のあるスポーツである「ペタンク」についても語られていましたので、文化的にはフランスに近い国であるようです。
ネウストリアという国が実際に存在していたのは6世紀~10世紀頃で、場所は今で言う所の、フランス北部の(パリを含む)辺りになるといいます。
元々はフランク王国の西部を指していたという事ですが、その時代、時代の権力争いにより領土は変化していったそうです。
映画「HERO」ではネウストリア公国というヨーロッパの1つの国という設定で登場しましたが、実際は「文化、言葉等は当時の影響を受け継ぎながら、現在も存在しているという設定の架空の国」であるという事ですね!
「ネウストリア」のソーセージの歴史って?
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もう一つ「HERO」見て、気になったのが、とっても美味しそうな大きい「ソーセージ」ではないでしょうか?映画の中ではネウストリア人は、そのでっかいソーセージを1日に7本食べる習慣があるという設定でした。実際に映像を見た方は解るかと思うのですが、とても7本も食べられるような大きさでは無かったですねw
そして、美味しそうなビールも出てきて、かなりナイスな組み合わせでした。
ネウストリア公国というのは、現在は実在しないという事でしたが、あのビールやソーセージといった辺りの文化はフランスというより、ドイツの影響も残っているという設定だったのではないでしょうか。
実際に当時、ネウストリアに隣接している国でアウストラシアがあり、こちらは現ドイツ圏だという事ですから、「HERO」で登場した「ネウストリア公国」には、ドイツの影響も残っているというのが分かりますね。
ちょっと世界史勉強し直したくなりましたが、この辺りの名前を覚えて区別するの大変なんですよね~w