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是枝裕和出典:https://scontent.cdninstagram.com

フランスのカンヌで開催されていた、第71回「カンヌ国際映画祭」で、最高賞の「パルム・ドール」を獲得した「是枝裕和監督」。

日本映画としては、1997年、今村昌平監督の「うなぎ」以来の快挙ということですが、その作品名が「万引き家族」っていうのも凄いですね…。

ま~、内容が、家族ぐるみで万引きをし、生計を立てることで「絆を深めていく」というものなので仕方がありませんが^^;

是枝監督とカンヌといえば、これまでにも「そして父になる」で「審査員賞」を受賞。

「誰も知らない」では、主演で起用した「当時14歳」の柳楽優弥さんに、「史上最年少男優賞」もたらせるなど、爪痕を残してきました。

今回の「パルム・ドール」受賞で、一気に世界的にも名を馳せる「名監督の仲間入り」となりましたね!

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是枝裕和監督が韓国人で反日の噂の真相は?

カンヌ映画際での「パルム・ドール」獲得によって、一段と注目が集まることになりそうな「是枝監督」。

その前に色々調べていこうとしたら、「韓国」、「反日」といったキーワードが浮かんできました。

これは一体どういうことなのでしょうか?

是枝監督は、東京都の「練馬区出身」の方。

「東京都立武蔵高等学校」を卒業すると、1987年に「早稲田大学第一文学部文芸学科」に進学しています。

大学卒業後は、制作会社の「テレビマンユニオン」に入社し、TV番組のADをしながらも、「ドキュメンタリー番組」の演出を手がけるように。

そしてどうやら、この「ドキュメンタリー番組」の内容に、是枝監督が「反日」であるという印象を持たれてしまった「理由」があったようです。

フジテレビ「NONFIX」の枠で放送された是枝監督の「ドキュメンタリー番組」の中に、こんなタイトルのものがありました。
  • 日本人になりたかった(1992年)
題名からも分かる通り、「在日韓国人の苦悩」を描いたドキュメンタリー作品です。

ちなみに、この番組の中では「在日外国人の中でも特に朝鮮国籍の人は、確かな根拠もなく危険視され続けている」というナレーションが入っているそうです。

この、是枝監督にとっては「初期」となる作品の中で、「このテーマを選んだ」ということは、彼の提議する問題意識の中で「在日外国人」に対する割合は高いのでしょうね。

その後も、自身の映画に韓国の女優である「ペ・ドゥナさん」を主演に据えたり、韓国系のルーツを持つと言われる役者を積極的に起用してきたことなどから、是枝監督も「韓国系」、または「反日」であるというレッテルを貼られてしまったようです。

しかし、是枝監督の曽祖父は「薩摩藩」の出自だったそうで、そのルーツは日本にあったと言えます。

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是枝裕和監督が反日の噂の真相は?広瀬すずの作品が原因?

是枝監督が「反日」というレッテルを貼られてしまったのには、もう1つ「この作品の影響」もありました。

その映画のタイトルは、「海街diary」。

綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんという、何とも豪華な女優陣が「4姉妹」となって登場した作品です。

情緒あふれる「鎌倉」の綺麗な景色が印象的でしたね~。

この「海街diary」の中で、こんなシーンがありました。

「海街diaryでの食事シーン」

4姉妹が仲良く「食卓を囲んでいる場面」なのですが、長澤さんが「立膝」をしています。

「立膝」は、元々朝鮮の茶道の際の作法に使われているらしく、いわゆる「朝鮮スタイル」と呼ばれている「習慣の1つ」なんだそうで、「韓国ドラマ」のワンシーンなどではよく登場するそうです。

「立膝スタイルの画像」

子供の頃は、肘をついてご飯を食べただけで「鉄拳」が飛んできたものです^^;

なので、日本で、しかも女性が食事をする時に「立膝」をするというのは、「常識的ではない」ですね。

というか実際には「見たことが無いし」、当たり前過ぎて意識したことも無いかも…。

「海街diary」もカンヌ映画祭に出品された作品。

そんな作品の中に、日本人からしたら「行儀が悪い」とされる食事の作法を、映画のワンシーンに入れた「是枝監督の演出」に疑問を持つ人も多かったということでしょうね。

どういう「意図」があったのかは、監督に聞いてみないと分かりませんが^^;

という訳で今回は「是枝裕和監督は反日?」について見てきました。

最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!

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