現在開催中の「ワールドカップ・ロシア大会」で、前評判の低かった「日本代表」が、南米の強豪「コロンビア代表」に、歴史的な「勝利」を収めました!
開始早々に日本の10番「香川真司選手」が「PK」を決め先制。
その後「レッドカード」で「退場者」を出し、1人少ないコロンビアに「フリーキック」を決められ同点に追いつかれますが、後半、途中出場の「本田圭佑選手」の「CK」から「大迫勇也選手」が見事な「ヘディングシュート」をゴールに突き刺しました!
結果は「2対1」で日本代表の勝利。
これで一気に勢いに乗り、グループリーグ突破となるのか?
本田圭佑は走らないんじゃなく走れない?
大方の予想通り、先発メンバーには名前が無かった「本田選手」。「1対1」の同点の場面の「後半途中」から、香川選手に替わってゲームに出場しました。
最大の見せ場は、やはり「決勝点」のアシストとなった見事な「コーナーキック」でしょう。
大迫選手の「頭」にドンピシャで合わせます。
この辺りの「キックの正確さ」はさすがです!
が、しかし、それ以外の本田選手の動きを見ていると、お世辞にも「キレキレ」とは言い難いものでした。
とにかく「走らない」のです。
普通、途中から出場した選手は、他の選手よりも「体力」残っているはずですので、目一杯ボールを追うものだと思うのですが、本田選手は、自分が「パスミス」をしたり、相手にボールを奪われても、猛然とダッシュし、チャージをかけるという姿があまり見られませんでした。
本田選手はなぜ「走らない」のでしょうか?
今大会前に行われた「強化試合」のスイス戦。
その後に本田選手の「盟友」でもある、「長友佑都選手」もこの様に語っています。
- 「僕を含めて、もっと走れないのかなと。相手より走れなかったら、クオリティーで負けているんだから勝てない」
- 「単純にクオリティーでも劣るし、走れているかと言ったら走れていない」
- 「僕らベテランと言われている選手がどれだけ戦えたのか、どれだけ走れたのか」
またそれを「率先」してやらなくてはいけないのは、自分たち「ベテランの選手」だと。
「走ること」の重要さを力説しています。
更に長友選手は、本田選手に対しても、直接この様な「苦言」を呈しています。
- 「自分自身を見てももっと攻守にやれることはいっぱいあるし、(本田)圭佑もまだまだ走らないといけない」
- 「もっとミスを減らしてくれないとチームも勝てない」
- 「彼自身がもっとパフォーマンスを上げてもらわないと。もっと走って、もっとミスを減らして、得点に絡んでもらわないとチームは勝てない」
そしてこれは長友選手だけが思っていたことではなくて、「チーム全体の雰囲気」を感じとった長友選手の言葉だったように思います。
それなのに本田選手が、死に物狂いで「走っていたか」というと、そうは見えませんでした。
これはきっと、本田選手は「走らない」んじゃなくて、「走れない」のではないかと思ってしまったほどです。
本田圭佑の足は短くて速さは遅い?
本田選手があまり「走らない」ということに関しては、以前からよく言われていました。その「理由」として挙げられていたのがコチラ。
- 「病気説」
- 「元々足が短くて遅いから」
- 「自分をメッシやロナウドのような特別な選手たちと重ねている説」
これに関しては、本人が「公表」している訳ではないので、余計に「憶測が憶測を呼んでいる」というのが現状です。
次に、「元々足が遅い説」。
本田選手は、元々が「俊足」を飛ばし、「グラウンドを駆け回る」といったタイプの選手ではありません。
どちらかと言うと、ボールを受け取ったら「キープ」し、一旦落ち着かせて、「攻撃の起点」を作る、そんなタイプ。
もう少し、中田英寿さんの様な「鬼フィジカル」的な強さがあれば、「ボランチ」としての方が機能するのにな、なんて思っていました。
なので、タイプの違いはあるけれど、サッカー選手として、特別「足が遅い」という訳ではありません。
それにもちろん、特別「足が短い」訳でもありません^^;
最後に、「自分を特別な選手だと思っている説」。
例えば、アルゼンチン代表の「リオネル・メッシ選手」や、ポルトガル代表の「クリスティアーノ・ロナウド選手」なんかの動きを見ていると、本当に「ここぞ!」という時に「ギア」を上げるため、守備の時の動きなんかは、明らかに手を抜くと言うか、「流している」ようにも見えます。
がしかし、彼らには突出した「決定力」があり、またボールを受けて「前を向いた時」には、必ずと言っていいほど、「味方のチャンスシーン」を演出する力を持っています。
そんな力を持っている日本代表の選手は、今の所「大空翼くん」位なもんでしょう。
歴史的勝利を収めた「コロンビア戦」の後のインタビューを受けていた本田選手。
しかしその表情は曇っていました。
更に、「欲を言えば、自分自身が決勝点を挙げる活躍をしたい。」とも答えています。
これが嘘偽りのない、本田選手の「本音」なのでしょう。
もちろん、チームの勝利が「最優先」だけども、出来れば「自分が一番良いところ」を持っていきたい。
そのため、肝心な場面で結果を出せるように、自分の体力を「調節」している、それが「今の本田選手」なのではないか、そんな気がしました。
という訳で今回は「本田圭佑は走らないんじゃなく走れない?足は短くて速さは遅い?」について見てきました。
最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!