現在開催中の「ワールドカップ・ロシア大会」で、悲願の決勝トーナメント進出を目指す「日本代表チーム」。
その最後の相手は、既にグループリーグ敗退が決まっているとは言え、強豪の「ポーランド代表」です。
ポーランド代表は、世界的なストライカーである「レバンドフスキ選手」を擁するチームで、日本代表にとって「厳しい戦い」になることが予想されています。
更に日本代表を苦しめることになりそうなのが、試合会場である「ボルゴグラード・アリーナ」に大量発生するという、「蚊」などの小さい虫たち。
これはプレー中、かなり気になりそうです。
ボルゴグラードの蚊やユスリカとは?
ボルゴグラード・アリーナで最初に行われた試合が、「イングランドVSチュニジア」の一戦だったのですが、テレビ画面を見ていても分かるくらいに、大量の「虫たち」が、選手の顔の周りなどを飛んでいました。まるで、昔の広島市民球場ばりに^^;
実際に試合を行ったイングランド代表のFW「ケーン選手」は、この様に振り返っています。
「想像以上に虫がいた。目にも口にも入ってくる」
これは「厄介」でしょう。
今大会に向けて新しく建てられた「ボルゴグラード・アリーナ」。
総収容人数は「43,713人」というスタジアムです。
その周囲には、ヨーロッパ最長規模の「ボルガ川」が流れていて、暑くなるこの時期には、虫たちにとって「繁殖に絶好の時期」となってしまうようです。
ボルゴグラード・アリーナに飛散する「虫たち」について調べていくと、「蚊」の他に、「ユスリカ」という、ちょっと聞き馴染みのない虫の名前が。
ユスリカとは、「昆虫網ハエ目ユスリカ科」に属する、「ハエ」の仲間。
一見すると、蚊に非常に良く似ています。
池の近くや、川沿いなどを歩いていて、たくさんの小さな虫たちが集まって「柱状」に飛んでいる所を見かけたことがある人も居るでしょう。
あれこそが「ユスリカ」になります。
尚、ユスリカは世界に「約10,000」種もいるそうです。
日本でも、「約1,000」種類のユスリカがいることが報告されています。
蚊とユスリカの違いや対策をロシアスタジアムで!
蚊とユスリカの「違い」についてですが、ユスリカは基本的に「人を刺したりはしない」ということ。蚊のほとんどは「吸血性」で、全体の「4分の3」の蚊が血を吸うそうです。
吸血性に蚊の場合、単純に「血を吸う蚊」。
そして以前に騒がれた「デング熱」の様に、血を吸い、更に「病原体を運ぶ蚊」などがいます。
しかしユスリカは、基本的には血を吸わない為、「刺さない」ということになります。
刺されないということは、刺されて、その箇所が「痒くなったりする」ということもないのですね。
じゃあ、そんなにユスリカは気にしなくても良いんじゃないか、という気もします。
しかし、ユスリカは「習性」として、「蚊柱」というものを作ります。
「ユスリカの蚊柱の画像」
蚊柱とは、この場合、「交尾」のために羽化した成虫が、川の近くなどで、たくさん「柱状」になって飛んでいること。
昔、川辺を自転車で走っている時に、この「蚊柱」に直撃したことがありますが、かなり気持ち悪かったです^^;
ユスリカは、どぶや、川辺で大量に「発生」します。
そのため、家の近くに川があったりする場合には、洗濯物を干せなかったり、窓を開けられないという事態にもなりかねません。
また、洗濯物などに止まってしまい、それを潰してしまうと、「黄色い体液」が、染みになってしまうこともあるようです…。
これも気持ち悪い^^;
ワールドカップの「試合中」ですし、虫くらいには惑わされないくらい、ゲームに「集中」はしていると思います。
ただ、やっぱり人間ですので、物凄い決定機に、この蚊柱が「顔面」に来て、思わずシュートを「ミス」する、なんていうことが起こる可能性だって考えられます。
そこで、ボルゴグラード・アリーナの担当者は、初戦の「イングランドVSチュニジア戦」以降、ある「対策」を施したということ。
なんでも、これらの虫たちに対しては「バニラ濃縮液」が「防虫効果」があるんだとか!
現地スタッフは、この「バニラ濃縮液」を、会場周辺の木々などに吹き付けるなどの対策を講じており、その効果もあって、同じ会場で行われた「ナイジェリアVSアイスランド」の一戦では、虫を気にする選手は、ほとんど居なかったということ。
さすがにロシア。
対策が早いですね~。
という訳で今回は「ボルゴグラードの蚊やユスリカとは?違い対策をロシアスタジアムで!」について見てきました。
最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!