今月の2日に「慢性閉塞性肺疾患」のため亡くなった、落語家の「桂歌丸さん」。
「81歳」でした。
歌丸さんといえば、やはり日本テレビ系の長寿人気番組「笑点」。
その笑点の中でも、「円楽さん」との軽快なやり取りが印象深いです。
少し「年齢差」はある2人なんですが、とっても息の合ったコンビで、お互いを「信頼」しているのが伝わってきました。
そんな「歌丸さんと円楽さんの関係」について見ていきたいと思います。
桂歌丸と円楽の関係は仲良し?
実に「50年以上」も、「笑点」に出演していた「歌丸さん」。先代の「5代目三遊亭圓楽さん」から「司会」を受け継いだのが、「2006年」のことです。
歌丸さんが司会になっても、「6代目円楽さん」との掛け合いは変わることがありませんでしたね~。
元々は、同じ「大喜利メンバー」として番組を盛り上げていて、円楽さんの「毒舌」な答えに、隣の席に座っていた歌丸さんも「皮肉」を交えてナイスな答えを返すというのが「定番」になっていました。
ま、あのやり取りを見ていたら、普段から「良い関係性」を築けているから出来るんだろうな~というのは分かりますが。
何と言っても、円楽さんの「歌丸さんイジリ」は容赦なかったです^^;
- ジジイ
- ハゲ
- ご臨終ネタ
「かなり後輩なのに、大丈夫?」
と、普通なら思ってしまいます。
「笑点」を盛り上げるために、番組内では「犬猿の仲」のような雰囲気を出していた2人。
しかしここまでの「罵倒合戦」を繰り広げることが出来たのは、こんな「信頼関係」があったからこそでした。
というのも、円楽さんがまだ「若手時代」だった頃。
ネタに困っていた時期があったそうです。
そんな円楽さんに向かって、歌丸さんがこの様にアドバイス。
「俺のことでもいいから」
これは、ネタに困っているなら、「自分のことでもネタにしてもいいよ」、ということでしょう。
アドバイスを受けた円楽さんは、歌丸さんに遠慮なくブッこんでいくようになります。
結果、2人のやり取りが、番組内の「名物」になったことで、円楽さんは歌丸さんの思いに答えたのですね!
桂歌丸と円楽(6代目)や先代5代目とのエピソードは?
もちろん、この様な「罵倒ネタ」を使ったあとの本番後には、歌丸さんに「謝罪」をしていたという円楽さん。謝罪の後に、「笑顔」を返している歌丸さんの姿が頭の中に浮かんできます。
円楽さんにとって歌丸さんは、「最後の父親」のような存在であったということ。
これは、既に実の父親、そして先代の「圓楽師匠」を亡くしているからでしょう。
そんな歌丸さんですが、六代目の現・円楽さんの先代。
つまり「5代目三遊亭圓楽」さんとの関係はどうだったのでしょうか?
歌丸さんと、5代目圓楽さんの付き合いは、「約60年」にもなり、「笑点」の前身となった番組「金曜夜席」からになります。
人生のほとんどを一緒に過ごしてきた、と言っても過言ではないですね。
所属していた「協会」こそ違ったものの、お互いに若い頃から、「苦楽」を共にした仲。
「芸」を磨く上でも、そして「プライベート」な部分でも助け合ってきたと言います。
5代目圓楽さんが亡くなった時。
歌丸さんは、「本当の友を亡くして言葉が見つかりません。落語家は死ぬと芸まで持っていってしまいます。まだ圓楽さんから教えてもらいたいことが沢山あったのに。」と語っています。
更に、圓楽一門のこれからについても心配していました。
それから「約9年」が経過し、圓楽さんの待つ天国へ旅立った歌丸さん。
きっと、沢山の「良い思い出話」を持って、圓楽さんの元へと向かったのではないかと思います。
という訳で今回は「桂歌丸と円楽の関係は仲良し?6代目や先代5代目とのエピソードは?」について見てきました。
最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!
歌丸さんのご冥福をお祈りします。