日本国内だけではなく、海外にも支部を持っていたオウム真理教。
その中でも最も規模が大きかった「ロシア」では、2016年に「テロ組織」に指定され、活動は「禁止」されています。
そんなオウム真理教の教祖である「麻原彰晃」の刑が執行されましたが、海外ではこのニュースをどう扱っているのでしょうか?
オウム真理教へ海外の反応は?
「麻原彰晃に刑が執行された」このニュースは、やはり海外でも色々な「反応」を見せているようです。
「ロシアの反応」
ソ連崩壊後の、「宗教的空白」につけこみ、ロシアで多数の「信者」を獲得することに成功したオウム真理教。モスクワの他にも、ロシア国内に「全7ヶ所」の「支部」がありました。
信者の数は、最も多い時で「35,000人」にも上ったと言われています。
この数字に関しては、「水増し」である可能性も指摘されていますが、それでも「数万人規模」の信者がいた事は確実です。
麻原彰晃の逮捕後も、「教祖奪還」を掲げ、日本での「テロ行為」を企てるなどの活動を行っていた、ロシアの信者たち。
現在は「ロシアでの活動禁止のテロ組織」という扱いになっています。
そんなロシアでは、「今回の件」についても、やはり大きく取り扱っていたようです。
内容的には、「オウム真理教の教祖である麻原彰晃の刑が執行された」と、事実のみを伝えていたそう。
この件によって、「◯刑」の「是非」についての討論がされることは避けたかったのかもしれません。
というのも、ロシアでは1996年を最後に「◯刑」は執行されていません。
その理由は、当時の「エリツィン元大統領」が、ヨーロッパの多くの国が加入している「人権擁護機関」の「欧州会議(本部:ストラスブール)」に加盟するため、刑法には「◯刑」の規定は残したまま、大統領令での「◯刑執行」の「モラトリアム」を宣言していたからです。
現在の「プーチン大統領時代」になっても、このモラトリアムを引き継ぎ、2009年には、憲法裁判所が、各裁判所に「◯刑判決」を出すことを「禁止」にしています。
EU諸国は、「◯刑」を認めてはいませんからね。
しかしロシア国内では、2000年代に入ると、市民が犠牲となる「国際テロ」が多発。
その度に、国内では「◯刑復活」を巡る議論が起きていて、今でも、その「是非」については意見が割れているようです。
「オーストラリアの反応」
オーストラリアでも、この件は「速報」として扱われています。「なぜ、オーストラリアでも?」
と思ったのですが、実はオウム真理教は、1993年に、西オーストラリア州の砂漠地帯の牧場を購入し、「科学実験」を行っていたことがあったそうです。
「地下鉄サリン事件」の後には、オーストラリア警察の捜査で、実験場所にオウム真理教が残していった「サリン分解物」や、「羊の亡骸」が発見されたということ。
「中国の反応」
気功集団の「法輪功」を「邪教」として、厳しく取り締まっていたり、今でも多くの「◯刑」が執行されている中国では、今回の件に対しても、「邪教」の幹部への「当然の刑の執行」として、淡々と伝えられたそうです。ただ「国営新華社通信」では、「23年にわたる裁判に一区切りついたが、全ての真相が明らかにならないまま◯刑が執行されたことに、一部の被害者家族や関係者が遺憾の意を示した」とも報じられています。
「EUの反応」
EU(欧州連合)では、◯刑を「基本的人権の侵害」とし、制度自体の「廃止」を求めています。そのため、今回の件にしても、同日に「7人の人間」が刑に処されたことに対し、「強い反発」を見せているようです。
「被害者やその家族には心から同情し、テロは厳しく非難するが、いかなる状況でも◯刑の執行には強く反対する。◯刑は非人道的、残酷で犯罪の抑止効果もない(中略)同じ価値観を持つ日本には引き続き、◯刑制度の廃止を求めていく」
こちらは、EUに加盟している「28カ国」と、アイスランド、ノルウェー、スイスが発表したコメントです。
どんな事件、そして事案に関わらず、「無条件に◯刑制度を廃止する」という立場を見せていますね。
またイギリスのBBC電子版では、オウム真理教が起こした「事件」についての説明や、「日本の◯刑制度」について、そして、極めて深刻な罪に対してのみ執行されるということにも触れ、かなり詳しく伝えていたようです。
オウム真理教と北朝鮮との関係は?支部や信者は?
オウム真理教と「北朝鮮」の関係についても良く調べられているようですね。北朝鮮に、オウム真理教の「支部」は無かったはずですし、「将軍」がいる北朝鮮で、麻原彰晃を「尊師」とする思想を持つ人はいなそうですが。
どういうことなんだろうと思っていたら、事実かどうかは分からないのですが、「元公安の刑事が語った」という、「オウム事件の裏側」という情報がありました。
これがかなり「恐ろしいもの」で、何と、あの「松本サリン事件」や、「地下鉄サリン事件」を計画、実行していた人間たちが、当時の「北朝鮮軍」と手を組んでいて、「首都壊滅」を狙っていたというシナリオがあったというのです。
確かに、麻原彰晃は、選挙に破れた後、武力による「国家転覆」を目論んでいたと言われています。
その計画はと言うと、即座に日本にやって来れる場所から、「北朝鮮軍が上陸」。
オウム真理教が、先遣隊となり「毒ガスサリン」で、「首都を壊滅する」というもの。
まずは、「総理官邸」や、警察の中枢である「霞が関」を攻撃。
首都機能が「麻痺」している間に、間髪入れず北朝鮮軍が、秋田県のある地点から「侵入する」という計画だったそうです。
北朝鮮とオウム真理教は、「覚◯剤」の精製などで「密接な関係」を築いていて、この様なシナリオを、常に話していたということ。
オウム真理教は、日本での「権力掌握」を、北朝鮮は、日本の「国力低下」を、ということで、利害が一致したのでしょうか?
確かに、軍事的には「素人」の、オウム真理教が、いかに「頭脳明晰」な人間を集めていたとは言え、あれほどの「武器」を手に入れ、「科学兵器」を作り出せたのには、何か裏があったような気がします。
オウムの信者が多くいた「ロシア」とは、北朝鮮も繋がっていますからね。
本当に「恐ろしい話」です。
という訳で今回は「オウム真理教へ海外の反応は?北朝鮮との関係は?支部や信者は?」について見てきました。
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