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連日「熱戦」が続いた「ワールドカップ・ロシア大会」。ファイナルとなる「決勝戦」は、「フランスVSクロアチア」という顔合わせになりました!
下馬評では圧倒的に、「フランスが有利」だと言われています。
確かにチームとしての「完成度」を見ると、フランスの方が高いような気もします。
またクロアチアは、決勝に勝ち上がってくるまでに、「3試合連続」で「延長戦」を経験。(内2試合はPK戦まで)
日程も、フランスよりも一日、「休養日が少ない」です。
これは「フランスよりも、1試合多くゲームをした上で、休みも1日少ない」ということになります。
この辺りも「フランス有利」と言われれている理由の1つですね。
クロアチアサッカーが強い理由はなぜ?
それでも今大会の「クロアチア」の戦いぶりを見ていると、何かが起こるような気がしてしまいます。ワールドカップで初めての「決勝進出」を果たした「クロアチア」。
クロアチア代表としての歴史は、そんなに深くありません。
1991年に「ユーゴスラビア連邦」から離脱する前は、ユーゴスラビア連邦の「一共和国」という扱いで、ナショナルチームは「ユーゴスラビア代表」に属していました。
しかし、ユーゴスラビア代表は、1980年代頃からチームとしては「崩壊状態」にあり、クロアチア出身の選手に対しては、「政治的圧力がかけられ、「代表には加われない」という時代も。
そんな状況の中、クロアチアとしての代表が編成されたのは、1990年のワールドカップ直後のこと。
クロアチア代表としての初戦は、首都ザグレブに「アメリカ代表」を招いての「国際親善試合」でした。
尚、この時にはまだ「クロアチア」という「国」としての独立は果たしていません。
クロアチアがユーゴスラビア連邦からの「独立」を果たしたのは、1991年。
ワールドカップにクロアチア代表として初めて参加したのは、1998年の「フランスワールドカップ」の時です。
この時は、同じく初出場となった「日本」と同じグループリーグでしたね。
フランスワールドカップで初出場ながら、クロアチアは快進撃を見せ「3位」という好成績を収めます。
2002年の日韓ワールドカップ以降、選手の「世代交代」が上手く進まず、低迷していた時期もありましたが、近年では「数多くのタレントたち」を擁し、ヨーロッパの「強豪国」の仲間入りを果たしているクロアチア。
厳しいヨーロッパ予選の中にあって、もうすっかり「ワールドカップ常連国」になりましたね。
元々、クロアチア、または旧ユーゴスラビアは、「優れたサッカーの指導者」を輩出してきました。
日本にも、代表の監督を務めた「イビチャ・オシムさん」など、数多くのコーチ、監督がいましたね。
こういった「優秀な指導者達が生まれやすい環境」がある、というのは、クロアチアサッカーの強みの1つでしょう。
そして、今大会のクロアチアを見ていても強く思うのは、「決して諦めない心」を持っているなということ。
「クロアチアVSデンマーク戦」
決勝トーナメントの1回戦となった「デンマーク戦」。同点まま「延長」に入ると、116分。
クロアチアは「PK」を獲得し、決勝点を勝ち取るチャンスを得ますが、ここで、エースの「ルカ・モドリッチ選手」がまさかのPK失敗。
そのまま試合は「PK戦」にもつれ込みますが、流れは完全に「デンマーク」だと思っていました。
しかしクロアチアのモドリッチ選手は、このPK戦に再び「キッカー」として登場すると、見事に成功!
「どんな精神力してんだ?」
と驚きました。
結果クロアチアは、デンマークをPK戦で退けます。
「クロアチアVSロシア戦」
続く準々決勝の「ロシア戦」。開催国ロシアは、地元の大声援を受けながら、本来の「実力以上」のものを発揮していたと思います。
そんな激戦の途中、GKの「ダニエル・スバシッチ選手」が足を負傷。
しかしもう交代枠も無いという状況だったので、足を引きずりながらもゴールマウスを守ります。
そして「2戦連続」となったPK戦を制し、ロシアを退けました。
「クロアチアVSイングランド戦」
そして準決勝の「イングランド戦」。この時点で「2試合連続」の延長戦を戦ってきたクロアチアには、かなりの「疲労」が見て取れました。
そんな中、ゲームは、前半の序盤からイングランドに「先制」を許す厳しい展開に。
しかしここからがクロアチアの真骨頂。
後半に息を吹き返し「同点」に追いつくと、そのまま「3試合連続」の延長戦へと突入。
迎えた延長109分。
逆に足が止まってきたイングランドの選手の一瞬のスキを突き、「マリオ・マンジュキッチ選手」が劇的な決勝ゴールを叩き込んでいます!
クロアチアサッカーの有名イケメン選手や監督は?
ここまで見てくると、クロアチアサッカーの「強さの秘密」には、この様な理由が隠されている気がします。- 「優秀な指導者が育ちやすい環境」
- 「国のために最後まで諦めないで戦うという意識が、選手全員にある」
あれだけ一生懸命に、最後まで走り回る姿を見せられたら、やっぱりこっちも応援したくなってきますね^^;
しかも、世界的に見ても、ビッククラブで活躍している「スーパースター」たちが。
そう、クロアチア代表は、かなりの「タレント」を揃えています。
まず、今大会の「MVP」という呼び声も高い「モドリッチ選手」。
「ルカ・モドリッチの画像」
普段は、あの「レアルマドリード」に所属し「10番」を背負っています。
次に、そんなモドリッチ選手と抜群のコンビネーションを見せる、「イバン・ラキティッチ選手」。
「イバン・ラキティッチの画像」
こちらもスペインの強豪、「FCバルセロナ」でプレーし、中盤を支えているプレイヤーです。
そして、クロアチア代表の「ストライカー」といえば、この人、「マリオ・マンジュキッチ選手」。
「マリオ・マンジュキッチの画像」
準決勝のイングランド戦で貴重な「逆転弾」を記録した、マンジュキッチ選手。
普段はイタリアのセリエA「ユヴェントス」に所属する「点取り屋」です。
最後に、現在のクロアチア代表を指揮している監督が「ズラトコ・ダリッチさん」。
「スラトコ・ダリッチの画像」
ダリッチ監督が、クロアチア代表の監督に「就任」したのは、昨年の10月。
その経緯を見ていくと、まず、ヨーロッパ予選を「一試合残す」というタイミングで、前監督の「チャチッチさん」が解任されます。
更に、敵地での「ウクライナ戦」で負ければ「予選敗退」が決まるという厳しい状況の中、監督を引き受けたのが「ダリッチ監督」。
この時、他の監督候補たちが尻込みする中、ダリッチ監督は、「自分がやる。お金はいらない。自分にはアイデアがある。」と言い監督に就任。
結局、ウクライナを敵地で「2対0」で破りプレーオフに進出すると、ギリシャに対し「1勝1分け」とし、ワールドカップの「出場権」を得ました。
正式に監督として契約を結んだのは、この「ワールドカップ出場権」を獲得した後だったということ。
選手としての代表経験はなく、監督としても国内ですら、そんなに有名な方では無かったそうです。
そんなダリッチ監督が、クロアチアを、「初のワールドカップ王者」に導くことが出来たら、物凄いことになりそうですね!
という訳で今回は「クロアチアサッカーが強い理由はなぜ?有名イケメン選手や監督は?」について見てきました。
最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!