引用:https://instagrammernews.com
「ドナルド・トランプ大統領」が、ニューヨークで「不動産業」を営んでいた「1990年代」に「両親」の「脱税工作」に関わり「巨額の贈与」を受けていたと、アメリカの「ニューヨーク・タイムズ紙」に報じられています。これまでは「父親」や「母親」からの「財政」に関する援助は「ほぼ無かった」と語り「自らの力で巨万の富を築いた」と誇っていたトランプさん。
今回の報道が「事実」だとすると、このトランプさんの発言は「嘘」だったことになります。
そうなって来ると、今度は「11月」に行わる「中間選挙」にも影響が出てくることになるでしょう。
「不動産王トランプ」の大ピンチです。
トランプ大統領の父親のフレッドは15歳で会社を?
「トランプ大統領は両親の脱税を手伝った?」
今回の報道に対して、トランプさんは弁護士を通じて「100%間違いだ」と、疑惑を「完全否定」。また、ホワイトハウスの「サンダース大統領報道官」も「税務当局が何年も前に、これらの資金の流れを調査、承認している」という声明を発表しています。
ま、いくら本人や側近が否定しても…って気もしますが^^;
というのも、ニューヨーク・タイムズ紙の記事では「トランプ一族」の「納税申告書」や「財務記録」を事細かく調査。
その調査によると、トランプさんは「1999年」に亡くなっている「父親」が経営していた「不動産会社」から、現在の価値にして「4億1,300万ドル(約470億円)」にも上る莫大な金銭を受け取っていたとされています。
しかも、その大半は「脱税」によるものだとも。
その詳細ですが、トランプさんは「兄弟」と共に、両親からの贈与を誤魔化すために「ダミー会社」を設立。
更に、両親の「不動産資産」の価値を、実際よりも「低く」見せかけることに手を貸したり「数百万ドル」の「不正な税控除」を受けられるよう、父親に指南した疑いも持たれています。
もし、この「脱税への関与」が事実だったとしても、既に「時効」が成立しているため「刑事責任」を問われないそうです。
ただ「民事制裁金」を科される可能性はあるということ。
それ以上に「自分の力で成り上がった」という、これまでのトランプさんの発言が「嘘」であったことの方が「大統領」としてはダメージが大きいかもしれません。
「トランプ大統領の父親のフレッドは15歳で会社を?」
そして、ここで気になるのが、トランプさんの「父親」についてのこと。トランプさんの父親は、名前が「フレデリック・クライストさん」と言い、通称は「フレッドさん」。
生年月日は「1905年10月11日」で、ニューヨーク出身の「ドイツ系のアメリカ人」で、職業は「不動産開発事業者」になります。
両親は共に「ドイツ生まれ」だったフレッドさん。
しかし、周囲の人には「第二次世界大戦」が終わってから数十年が経過しても、自分のルーツは「スウェーデン」にあると言い続けていたそうです。
これは、居住者の中には「ユダヤ人」が多くいたため、当時は「ドイツ系」だということが知られると、マズかったからだということ。
フレッドさんは「13歳」の時に父親を亡くしていて、その頃は、生計を立てるため、学校が終わった後は、木材を建築現場に運ぶ「馬方」として働いています。
その後「大工」となったフレッドさんは「設計図」を読み取る勉強をし、1920年「15歳」にして「不動産業&建設業」を開始。
母親の「エリザベス・クライスト・トランプさん」と共に「エリザベス・トランプ・アンド・サン」という会社を設立しました。
この会社の実質的な経営者は、母親のエリザベスさん。
フレッドさんが「21歳」になるまでは「小切手」にサインをするのは「母・エリザベスさん」の仕事でした。
エリザベスさんも、相当やり手だったんですね~。
トランプ大統領の父親の職業や仕事の内容!
フレッドさんが、自分の手で最初に家を建設したのは。1923年「18歳」の頃でした。この時は、母のエリザベスさんから「800ドル」を借りて、ニューヨーク市クィーンズ地区ウッドハーベンに家を建てて、その家を「7,000万ドル」で売りさばいています。
そして「1927年」、フレッドさん「22歳」の時に「エリザベス・トランプ・アンド・サン」は、正式に「株式会社化」。
この頃は、ニューヨーク市クィーンズ地区を中心に「単身世帯向け」の住宅を建設し、一律「3,990ドル」で売っていたそうです。
1930年代の半ばになると「世界大恐慌」の中にありながらも、ウッドハーベンに「トランプマーケット」という「スーパーマーケット事業」も展開。
「自分で買うのは安心だ!」という目を引く「キャッチコピー」で広告を打ち、あっという間に「人気スーパーマーケット」へと成長させています。
しかし、そのわずか「1年後」には、この「トランプマーケット」を、別のスーパーマーケットをチェーン展開させていた「キング・カレン」に売却。
「第二次世界大戦」が勃発すると、今度は、アメリカの東海岸にある、合衆国海軍の主要な「造船所」の近くに、職員たち用の「長屋」や「庭付きアパート(テラスハウス)」を建設し運営。
そして大戦が終わると、今度は「中流階級向け」の「家族住宅」も建設、販売しています。
この「家族住宅」は「軍隊を退役した軍人の家族たち向けの物件」だったということ。
更に、1949年「ニューヨーク市ブルックリン地区」の「ベンソンハースト」に「ショア・ヘイブン」を、1950年には「コニーアイランド」の近くに「ビーチ・ヘイブン」というアパートを総計で「2,700戸」も建設。
また、1963年~1964年にかけては「コニーアイランド」に「トランプ・ヴィレッジ」という名前の「共同住宅」も、「約7,000万ドル」かけて建てています。
フレッドさんは、その後も「ニューヨーク市」に「手頃な価格」の「低所得者層向けの複数世帯住宅」を建設し、その総数は「27,000戸以上」にも上ります。
その一方で「庭付き長屋(テラスハウス)」を、ブルックリン地区やクィーンズ地区に建てて運営と、まさにフレッドさんも「不動産王」という名に相応しい成功を収めました。
フレッドさんの息子である「トランプ大統領」は、22歳の時に、父の会社「エリザベス・トランプ・アンド・サン」に入社。
その後、父親から譲り受ける形で、同社の社長に就任しています。
ただ、同じニューヨークでも、父親が築いてきた「ブルックリン地区」や「クィーンズ地区」には手を出さず、トランプ大統領は「マンハッタン地区」で不動産事業を始めました。
この点が、トランプ大統領が「決して、父親の敷いたレールに乗ったわけではない」と自負している理由でしょう。
それにしても、時代が違うとは言え、トランプ大統領のの父親フレッドさんは、僅か「10代」の頃から不動産業を始め「巨万の富」を得ていたのですね。
驚きです。
という訳で今回は「トランプ大統領の父親の職業や仕事の内容!フレッドは15歳で会社を?」について見てきました。
最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!