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パヤノ選手引用:https://instagrammernews.com

ボクシングの「世界最強」を決めるトーナメント「WBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)に出場する、日本の「井上尚弥選手」。

井上選手は、現在「WBA世界バンダム級」のチャンピオンです。

その井上選手の対戦相手は「ファン・カルロス・パヤノ選手」。

パヤノ選手は、ドミニカ共和国出身の「34歳」のボクサーで「元WBAバンダム級スーパー王者」にもなっている実力者。

現在は、同級の「4位」にランクしています。

今回は、そんなパヤノ選手の「ボクサーとしての強さ」について調べていきたいと思います!

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パヤノって強いの?

まず、素朴な疑問で「パヤノ選手って強いのか?」という点から見ていきます。

簡単に言うと「強い」です!

そりゃそうですよね「元世界チャンプ」なんですから^^;

しかも、今回の「前日計量」の様子をチェックしてみると、シッカリと体を作ってきました。

これまで「圧倒的な強さ」でボクシングファンを唸らせてきた井上選手も、パヤノ選手に対しては「ミスをした方が負ける。ハイレベルな攻防になる」と、強い警戒心を見せています。

パヤノ選手にとっては、完全に「アウェー」となるこの一戦ですが、彼のキャリアを見てみると、これまでにも「敵地」での試合も行ってきていますので、あまり影響はないでしょう。

パヤノ選手は「サウスポーボクサー」。

その利点を活かし「ステップイン」&「ステップバック」を徹底した「出入りのボクシング」を、まるで「精密機械」の様に行ってくると思われます。

どんどん「ポイント」を獲得しながら、そのまま試合を終わらす、そんな「ゲームプラン」を思い描いているのでしょう。

ディフェンスの面で言うと、パヤノ選手は、いわゆる「L字ガード」と呼ばれる守備体型を整えてきます。

井上選手もデーターなどで、既に映像を見たり、対策を練っていると思いますが、いざ、リングで始めて顔を合わせるとなると、最初は「戸惑い」もあるかもしれませんね。

ただ、井上選手陣営の大橋秀行会長は、アメリカのボクシング専門誌のインタビューに「早い回の、KOで試合は終わる」と、自信を見せています。

しかし、パヤノ選手は非常に「テクニカル」な選手。

ディフェンスも固いので、むやみに「倒そう」という意識が強すぎてしまうと、逆に危ない、そんな気もします。

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パヤノのボクシングの戦績から強さやダウン経験はある?



では、パヤノ選手の「強さ」について、細かく見ていきましょう!

パヤノ選手の体のサイズは、身長「165cm」で、リーチは「164cm」。

「バンタム級のボクサー」としては、平均的か、やや小柄なサイズになるのではないでしょうか?

プロとして活躍する前には「アマチュアボクシング」で活躍。

パヤノ選手のプロデビューは「2010年」と遅め。

しかし、デビュー後、すぐにその才能は開花し「無敗街道」突っ走ります。

日本のボクサーで言うと、あの「神の左」を持つと言われた「山中慎介さん(当時の世界バンダム級王者)」の「最大のライバル」になるのではないかとも言われていましたね!

現在までの「パヤノ選手の戦績」がこちら!
  • 18戦17勝1敗(8KO)
たった「1敗」しかしていないんですね^^;

このことから、パヤノ選手は「負けないボクシング」をするボクサーだということが分かります。

プロデビューが遅かったため、年齢の割には「試合数」が少ないですが、その分「アマチュア」で経験を積んでいますので、キャリア不足とも言えないでしょう。

パヤノ選手の「アマチュアの大会での戦績」も少し振り返ってみます。
  • 2003年:「パンアメリカン競技大会」で「銀メダル」
  • 2007年:「パンアメリカン競技大会」で「銀メダル」
その他にも、2004年の「アテネオリンピック」や、2008年の「北京オリンピック」にも出場。

残念ながら「メダル獲得」には至っていませんが、数々の「国際大会」を舞台に戦ってきました。

プロに転向してから、僅か「1敗」のパヤノ選手ですが、この試合は「僅差での判定負け」。

つまり、プロに転向してから、まだ「ダウン」をしての「KO負け」は喫してしないことになります。

パヤノ選手の「唯一の敗戦」となった試合とは、どんな戦いだったのでしょうか?

2016年6月18日に、イリノイ州シカゴの「UICパビリオン」で行われた「WBA世界バンダム級」のタイトルマッチ。

この時、WBA世界バンダム級の「スーパー王者」だったパヤノ選手は、同級9位の挑戦者「ルーシー・ウォーレン選手」と対戦。

12ラウンドフルで戦い「0-2(113-115,114-114)」の判定負けで、王座を失った試合です。



この試合を見ても、パヤノ選手は、「一発のある選手」という感じではなく「距離」を取って、ポイントを獲得していく、そんな「アウトボクサータイプ」のようです。

ちなみに、この敗戦後のパヤノ選手ですが、2017年に2試合、2018年に1試合を戦い、共に「勝利」を飾っています。

井上選手にとって「難敵」であることは間違いないでしょう。

ただ、総合的に見て、井上選手が「負ける要素」というのは見つかりません。

パンチ力、スピード、コンビネーション、どれをとっても、井上選手の方に分があるでしょう。

もし、井上選手が負けるような事があるとすれば、百戦錬磨のパヤノ選手の「老獪なテクニック」に翻弄され、自分の戦いが出来なくて、気がついたら「ポイント」をリードされていた、というような展開になった時になると思います。

いずれにしても、井上選手、パヤノ選手共に、この大会に向けての準備には余念が無さそうなので「素晴らしいファイト」が見られる、そんな気がしますね!

という訳で今回は「パヤノって強いの?ボクシングの戦績から強さやダウン経験はある?」について見てきました。

最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!

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