引用:https://b-boynositennews.blog.so-net.ne.jp
今年の3月21日に「16歳」という若さで、自ら命を絶った「愛の葉(えのは)Girls」のメンバー「大本萌景さん」。「愛の葉Girls」とは、愛媛県の松山市を拠点として活躍していた「農業アイドルグループ」のことです。
そして今回、萌景さんの「母親」が、所属していた事務所を訴えています。
その理由は、萌景さんが、生前、所属事務所から「パワハラ」を受けていたというもの。
ちなみに、所属事務所側は、萌景さんに対する「パワハラ行為」を「否定」しています。
大本萌景の母親や父親が所属事務所を提訴?
萌景さんが、自ら命を絶ったのは、所属事務所からの「パワハラ行為」があったからだとして、萌景さんの「母親」である「大本幸栄さん」が、所属事務所の社長らを提訴。この所属事務所は「hプロジェクト」という名前で、幸栄さんは、同社の社長「佐々木貴浩さん」と、幹部、また「愛の葉Girls」の運営を手がけていた「フィールド愛の輪」というイベント企画・運営会社を相手取り「約9,268万円」の損害賠償を求め、松山地方裁判所に訴えを起こしています。
今回「提訴」をしたのは、萌景さんの両親ら遺族の「4人」。
愛媛県松山市の「ご当地アイドル」として活動していた萌景さんに一体何が起こったのでしょうか?
萌景さんは「中学2年生(当時13歳)」だった、2015年7月に「農業の魅力を訴えるご当地アイドルグループ」である「愛の葉Girls」のオーディションに参加し、合格。
その後は、学業と並行しながら「土日」をメインに、「物販」や「ライブ」「イベント出演」などを行っていました。
しかし、この「活動」が、かなり「過酷」なものだったそうで、イベント参加時の集合時間は、早い時で「早朝4時半」、解散は遅い時で「深夜2時頃」になることもあったそう。
イベントでの「平均拘束時間」は「約12時間」を越え、それ以外にも、週に「3,4日」のレッスンと、中学生ということを考えると、かなり異常な程「稼働」していました。
「愛の葉Girls」のメンバーの中で「中心的」な役割を果たしていた萌景さん。
きっと「責任感」もあり、過酷な状況にも耐えていたのかもしれません。
2017年4月には「高校生」になった萌景さん。
進学先は、愛媛県内の「通信制の高校」でした。
高校生になると、更に拘束時間は増し「平日の昼間」や、学校の登校日だった「日曜日」にもイベントが入り、登校が出来ないという状況に。
この頃から、萌景さんは「学業と仕事の両立」に悩むようになります。
更に「過労」の症状も抱えたことで、事務所に「休暇」を何度も求めました。
しかし、事務所側は「お前の感想はいらん!」と高圧的に一蹴。
萌景さんは「アイドル活動自体を辞めよう」と、周囲に相談をするようになります。
そして、2017年6月には、遂に、所属事務所に対して「もう辞めたい」と伝えていますが、事務所側からは「全日制の高校に行った方が休日のイベントにも出れる」また「お金の心配はしなくていい」等と説得されたということ。
この言葉を聞いて、事務所を信じた萌景さんは、自分の考えを翻意。
アイドル活動を継続することを決めています。
大本萌景へ所属事務所のLINEパワハラの全文で内容は?
「愛の葉Girls」から抜けて「学業に専念したい」と考えるようになった萌景さん。しかし、結局は事務所側からの説得により、アイドル活動を続けることにしています。
そんな萌景さんと、所属事務所との「LINEのやり取り」が、萌景さんの「携帯電話」に残されていたということですので、そちらも確認していきましょう。
このLINEのやり取りを見ていると、普段から、事務所側の態度が、かなり「高圧的」であったことが分かります。
2017年12月に「通信制の高校」を「退学」した萌景さんは、今年の春から「全日制」の私立高校に編入することに決めていました。
これは、事務所側から提案された言葉を受け、萌景さんが決断したのでしょう。
一方、萌景さんが悩んでいるのを、間近で見ていた「母親」の「幸栄さん」は、娘のことを心配し、今年の3月17日に「契約の満期になる2019年の8月末に、御社との契約を打ち切りたい」と事務所側に申し立てます。
そして、それから3日後の「3月20日」には、新しい高校へ通うための「納入金(12万円)」を事務所へ借りに行くという約束があったため、親子で事務所へ訪れました。
しかし、事務所側は、お金を出すことを拒否。
更に、その日の夜には、大本家の元に、事務所の社長である佐々木さんから「辞めるなら、違約金として1億円払え!」と脅迫まがいの電話が掛かってたということ。
こうして、精神的に追い詰められていった萌景さんと家族。
母親の幸栄さんが、事務所に送ったメールの画像もありましたので見ていきます。
これを見ると、事務所側は、萌景さんの活動について「保護者とはやり取りをしない」という方針を取っていたようですね。
これでは、萌景さん1人が、どんどん追い詰められていってしまったのも納得です。
結果的に、事務所側が約束を破り「高校への納入金の貸出を行わなかった」ことで、就学機会も失ってしまった萌景さん。
そして「3月21日の朝」。
萌景さんは、自宅の自分の部屋で、首を吊って亡くなってしまいます。
亡くなる直前には友人に「社長に裏切られた」と絶望感を訴えていたとも。
ちなみに、事務所側は「1億円の話をしたことはない」としていますが、萌景さんを「精神的にギリギリになるまで追い詰めたこと」は間違いないでしょう。
それに加えて、萌景さんの保護者たちも、もう少し、娘を守るために出来ることは無かったのか、と思わずにはいられません。
というわけで今回は「大本萌景の父親や母親が提訴した理由やLINEパワハラの内容は?」について見てきました。
最後までご覧になって下さって、どうもありがとうございます!