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A.L.C.貝塚学園引用元:https://twitter.com

川崎市川崎区の「認可外幼稚園」である「A.L.C.貝塚各園」が、突然「倒産」により「閉園」することになりました。

「A.L.C.貝塚学園」は、正式な「幼稚園の許可」が下りていないため、市では「幼稚園に類似する教育施設」という位置づけで「幼児園」と呼んでいます。

現在、この幼児園には「約300人ほど」の園児が通っているということですが、新学期を直前に控えた「2019年3月27日」に発表された「閉園」の知らせを受けた保護者の間には「動揺」が広がっています。

この「A.L.C.貝塚学園」を運営していたのが「有限会社アメリカンラングエイジセンター」。

アメリカンラングエイジセンターは「1974年」に設立されています。

今回の「倒産」の理由についてですが「無許可のため、10月から始まる幼保無償化の対象外で園児が集まらず、継続が困難になった」ということ。

3月29日には、保護者に対しての「説明会」が開かれる予定となっています。

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A.L.C.貝塚学園が計画倒産した本当の理由は?

表向きには「無認可のため、10月から始まる幼保無償化の対象外で園児が集まらず継続が困難になった」と、その「倒産理由」を発表している「A.L.C.貝塚学園」。

現在「A.L.C.貝塚学園」に子供を通わせている保護者たちには、3月26日の夕方に「一斉メール」で「閉園」を告げたということ。

あまりにも突然で、一方的です。

そして「倒産理由」についてですが、これには「不審な点」があります。

確かに「A.L.C.貝塚学園」は、学校教育法上の「幼稚園の許可を取っていません」。

そのため、園は「幼保無償化」による補助の「対象外」となりますが、市では「要請が合った場合」は、1人につき「年額2万2千円」を「保護者に助成する」などの対応を検討するとしています。

実際に、2018年度には、市内在住の園児(3~5歳)の内の「約250人」が、この補助を受けていたということ。

また「認可幼稚園」での「幼保無償化」の開始自体は「2019年10月から」。

この制度が始まってから、実際に「経営状況が悪化」したのなら、こういった話が出てきても、まだ頷けますが「なぜ、今、この段階で?」という疑問も出てきます。

更に、来年度の「授業料」に関しては「振り込まれた後」だったことも明らかになっているので、どうも「計画的に幼児園を倒産させたのではないか?」という疑いが持たれています。

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アメリカンラングエイジセンターの関連会社は計画倒産でどうなる?

突然「倒産・閉園」した「A.L.C.貝塚学園」を運営していたのが「有限会社アメリカンラングエイジセンター」という会社。

アメリカンラングエイジセンターは、1974年10月17日に「川崎市川崎区渡田山王町20-35」で設立されています。

資本金は「1,600万円」。

「A.L.C.貝塚学園」では、英語・英会話・体操・水泳・絵画・音楽・基礎知能の指導などが特徴となっていましたが、他にも「A.L.C.アルファウィング」というスクールも運営しています。

「A.L.C.アルファウィング」でも、英会話・水泳・バレエ・体操などを教えていました。

となると、今後「A.L.C.アルファウィング」も「閉園」という流れになりそうです。

ちなみに「A.L.C.アルファウィング」の「ホームページ」を見てみると、まだ「会員募集中」となっていますので、これから更に被害が広がる可能性もありますね。

アメリカンラングエイジセンターの「経営状況」を調べていくと、平成18年9月期には「売上高3億1,700万円」を上げていましたが、その後「不動産売却損」などで「約2億4,900万円」の「赤字」を背負います。

また、近年は「少子高齢化」の影響もあり、入園者数は、年々「減少」。

とても「厳しい経営」が続いていたようですね。

段階的に、資産を整理し、資金を調達する一方で、金融機関からは「返済猶予」などの支援を受けていたことも分かっています。

今回の「A.L.C.貝塚学園」の突然の「倒産・閉園」ですが、運営元の「アメリカンラングエイジセンター」で続いていた「債務超過状態」が原因となり、借り入れ負担も重荷となる中、遂に「事業継続」を断念したというのが本当の所のようですね。

という訳で今回は「アメリカンラングエイジセンターの関連会社は計画倒産でどうなる?」について見てきました。

最後までご覧になってくださって、どうもありがとうございます!

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