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宮崎緑引用元:https://sawasaura.net

2019年4月1日「新元号」に関する懇親会が「首相官邸」で行われました。

この会議に出席した「有識者メンバー」は「9人」。

その中で「女性メンバー」は、作家の「林真理子さん」と、千葉商科大学の教授「宮崎緑さん」の2人です。

そして今回、大きな話題を集めているのが「宮崎緑さん」の服装。

宮崎緑さんは「白色」で「光沢感」がある「着物」を着用、黒い縁取りがされている「羽織」を羽織った姿で登場し、その出で立ちが、まるで「卑弥呼」のようだと、Twitterなどで注目を集めました。

そこで今回は「有識者会議」に出席するために、宮崎緑さんが着ていた「着物」について調べていきます!

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宮崎緑が新元号の有識者会議で着用で話題!

「宮崎緑が着用していた着物は白大島?」


こちらが「有識者メンバー」の1人、千葉商科大学の教授「宮崎緑さん」。

やっぱり、かなりインパクトのある格好です。

「本場大島紬(つむぎ)大使」を務めていて、以前から「紬」を愛用しているという宮崎緑さん。

今回「有識者会議」に出席するにあたり「紬」を着用することを、事前に「本場大島紬織物協同組合」にも連絡を入れていました。

同協会によると、宮崎緑さんが着ていた「紬」は「白大島」と呼ばれるものだということ。

また、同組合は、紬は本来「普段着」という位置づけであるものの、この様な改まった場所で着用してもらって「ありがたい」と感謝の意を示しています。

ただ「羽織」に関しては、画像からは、詳しく判断が出来ないと語っています。

「白大島とはどんな着物?」

「着物通」なら、一つは持っていたいとも言われる高級着物「白大島」。

「大島紬」と呼ばれる着物の内の一つになります。

大島紬は「紬」という表記がありますが、現在では「紬糸」は使用されていなくて「絹糸」を使用。

大島紬には他に「藍大島」「泥大島」「色大島」「夏大島」などの着物があります。

本場大島紬の発祥の地は「奄美大島」ですが、第二次世界大戦で島民が疎開した「鹿児島県」や「宮崎県」でも織られるようになりました。

大島紬の中で「地糸を染めず織り上げた、白をベースとした明るい色調のもの」が「白大島」。

戦後、鹿児島県に移り住んで「大島紬」を織っていた人が「薩摩焼の原料」である「白土(カオリン)」に注目し、これを「白泥」に加工、細かな粒子を揉み込ませることで「豊かな風合い」を持たせることに成功しました。

陶芸にも使われる「白土」を水に溶かし、不純物や鉄分を沈殿させた「アルミ質」が残っている水で糸を染めることを何度か繰り返し、作られる「白大島」。

 

白大島引用元:https://search.rakuten.co.jp

こちらが「白泥」を使った特許製法の「白大島紬」になります。

この「白泥染め」という特許技法「白恵泥(はっけいどろ)」を開発したのが「恵大島紬織物」。

「恵大島紬織物」は、タレントの「恵俊彰さん」の実家で「白恵泥」は、恵俊彰さんの「父親」によって開発されたそうです。。

完成した「白恵泥染」の大島紬は、それまでの「白大島」と比べて「しなやかな風合いで、シワに対する回復力が強い」という特徴を持っていました。

更に「白泥」は「染料」ではなく「顔料」という性質を持つので、絹糸の弱点である「色あせ」や「黄変」にも強くなっています。

そんな素晴らしい「恵大島紬織物」ですが、後継者の不足もあり「機」を閉じることになったということ。

つまり、これから新しい「白大島紬」が作られるということは無いのですね。

それだけに、今残っている「白大島」は、とても「貴重な着物」ということになります。

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【着物】白大島の値段は?

そんな「白大島」の「値段」は、どの位するのでしょうか?

「大島紬」は、全行程が「手作業」で行われ、図案から製織まで、早いものでも「6ヶ月~1年」という時間を掛けて作られます。

そのため、価格のほとんどは「手間賃」となり、複雑な大島紬ほど「人件費も上がる」ため、値段も高くなります。

また、近年ではその仕事に携わる方たち、特に若い人が減って「人手が足りなくなっていること」も、値段の高騰に繋がっているようです。

他産地に見られないような「独特な技法」が多く、大変な苦労を重ねて作られる「大島紬」。

ただ、非常に丈夫な作りで「親子三代」に渡って着られ、流行や伝統を踏まえた上での変わり方であるため「何年経っても、古臭くなることがない」ことから人気を集めているということ。

「銀座もとじのホームページ」

こちらは、奄美大島出身の店主が作った「大島紬専門店」のホームページになります。

ここの「白大島」の値段を見てみると「約15万円」くらいのもから、高いものだと「約75万円」のものまでが、ラインナップされています。

そして、先程も触れたように「非常にしっかりとした作り」であるため「中古品」としての取り扱いも多いです。

中古の着物を扱う店なども調べてみると「約5万円前後」で取引されているものもありました。

もし興味のある方は、こちらのホームページも参考にしてみてはいかがでしょうか?

「京都きもの市場のホームページ」

というわけで今回は「【着物】白大島の値段は?宮崎緑が新元号の有識者会議で着用で話題!」について見てきました。

最後までご覧になってくださって、どうもありがとうございます!

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