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二宮和也

出典:https://stat.ameba.jp

国民的アイドルグループSMAPの解散について、今同じく「国民的アイドルグループ」という思い看板を背負っている、嵐のメンバーである二宮和也さんが、その思いを赤裸々に語っています。

昨年の紅白歌合戦のリハの時に、囲み取材を受けていたメンバーもいましたが、嵐のメンバーでこれほど、自分の言葉で「SMAP解散」について触れたのは初めてではないでしょうか?

そこで、今回は二宮さんが「SMAP解散」や、「嵐の今後について」も語った内容を考察していきます。

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二宮和也がSMAPへ一途(it)でコメント!

一般の人たちにまで広まってしまった、ジャニーズ事務所内の、しかも裏方達による内紛劇。

飯島三智さんがマネージメントをしていたグループのSMAP。

そして、メリー&ジュリー母娘がマネージメントをしていたグループの象徴のような存在である嵐。

SMAPと嵐が珍しく共演していた「ミュージックステーション」や、中居正広さんがMCをしていた「うたばん」での「下克上コント」等を見ていたら、当人たちの間には、別に何のシコリがあるとも思えません。

それでも、ここまで外野が騒ぎ立てていたら、お互い全く意識しないでいるというのも難しい話でしょう。

そんな中、嵐のメンバーとしての自分が「SMAP解散」について語ることの影響の大きさも重々承知の上で語った、二宮さんの「MORE」の中で連載している「it(一途)」の内容がこちらです。

この8年間で、想像以上に嵐は多くの人に認知されて、影響力も大きくなった。本当にありがたいことだよ。

でも、それに比例して何気なく発した言葉でも誤解を生んだり、重く受け止められたりする可能性が高くなった。

時代の変化もあるよね。今は、芸能人に限らず、会話の言葉尻だけとらえられて、すぐに人の口に上っちゃうから。言葉に込めた本意はもちろん、遊び心も伝わらないんだろうなと。そう思うと、オレ自身っていうより、周りが慎重にならざるをえないのはわかる。

自分の未来について、ますます考えなくなったのは、これが正解だっていう道は、もうないからだと思う。どの道に進んだとしても、正解とも幸せとも限らない…。

ほら、今の世の中って、残念なことに他人の不幸が好きなムードでしょ?

例えば、昨年、SMAPさんが解散することになった時、悲しむ人、嘆く人たちがたくさん居たのはわかるんだ。つらい気持ちは、すごく、すごくわかる。

でも解散が一概に不幸なこと、さも悪いことのように言われ続けるのは、嫌だなって思った。

というのも、これまで25年以上も日本のエンターテイメントを引っぱってきた偉大なグループの最後を、どうしてそんなふうな表現だけで言うんだろうって。

大好きだからこそ終わることを認めたくなくて悲しみにとらわれ続けてる人もいると思う。

それでも、まずはSMAPさんがこれまで残してきた素晴らしい作品に敬意を払って送り出すことも…って。

解散したいと思ったことはないけれど、嵐だって、いつか必ず終わりが来るってことは、わかっていて…。

すべてそう。この連載だってそうでしょ?

100回記念ってお祝いしてるけど、いつ終わりになるかはわからない(笑)。

未来のことは、誰にもわからないんだよ。でも、いつか終わった時そこまで流れてきた時間に“ありがとう”って思いたいし、みんなにも思って貰えたらいいよね。

引用元:MORE

かなり言葉を選んでいる印象。

きっと、SMAPファン、嵐ファン、どっちでもない人、どの立場から見るかによって賛否両論はあるでしょう。

しかし、フラットな状態で見てみると、二宮さんの本心というか素直な気持ちがとても良く表れていると思います。

ここからは個人的な見解になります。

「SMAP解散」という事実だけを見た場合、二宮さんの言っている事は凄くわかります。

ただ、何故皆がモヤモヤして、気持ちよく「SMAPお疲れさまでした!」と言って、次のステージへ彼らを送ることが出来なかったのか?という点については、ちょっとズレているかな~という気もします。

「解散が一概に不幸な事」だとは誰も思っていなくて、その解散に至るまでの経緯や、そして何と言っても、そもそも最初から「本当にSMAP本人たちが望んでいた解散なのか?」という疑問があるというのが前提だと思うんです。

SMAPは、熱狂的なファンの方々は勿論、普段そんなにアイドルに興味のない層にまで受け入れられていたグループ。

だからこそ、冷静な目で見ていた人たちも多いでしょうし、SMAP本人たちが「もうやり尽くした」と言って解散を望んでいたのなら、寂しいけど「お疲れさま!」と素直に功績を讃え、送り出せたのではないでしょうか?

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SMAP解散と今後の嵐の関係は?

きっと、今でも「SMAP解散」については、メンバー5人の苦渋の決断で、決して本人達が望んだことではないと考えている人が多いからこそ、何か納得出来ない、やり場のない思いみたいなものが残っているのではないかと思います。

それは、SMAPのメンバー達の近年までのコメントを見ていたら分かるように、誰一人として解散をしたがっているようには見えなかった事を世間は知っているから。

そして、報道にあったようにメンバー同士の亀裂が修復不可能な状態だったとしても、(そうも思えませんが)あれほどお客さんを大事にしてきたSMAPが、ファンにサヨナラも告げることなく去っていくことなど、誰が本意だと思えるのでしょうか。

結局、本人達にしか分からない直接的な理由が語られることは、これからもないでしょうし、二宮さんしかり、事務所内の他のタレント達も真相はきっと知らないのだと思います。

なので、他の誰に聞いても「SMAPありがとう」くらいしか、言えることがないのではないか?と。

ここで「SMAP解散」について不可解な所を何点か上げていきます。
  • あれほどの影響力を持つSMAPが解散を申し出てから1日で、しかも木村拓哉さん不在の中、決定したとされている
  • しかし、それ以前に事務所側から、SMAP解散は準備されていた証拠がいくつもある
  • SMAP解散阻止に動き、メンバーの説得にあたっていたとされるジャニーさんが、今年の1月には「正直な所、僕は何も知らないですから」と、トンチンカンな事を言い出す。
  • ジャニーさんの言葉が事実なら、誰が解散決定をしたのか?
まぁ、ここまで見るとやはりSMAPを解散させたかった人物は事務所の中にいたのだろうな~と思います。

そして、その人物の持つ絶対的な権力の前では、誰であろうが、逆らうことは出来なかったことも。

今回の二宮さんの言葉の中で印象的だったのが、嵐の解散についても触れられていること。

「解散したいと思ったことはないけれど、嵐だって、いつか必ず終わりが来るってことは、わかっていて…。」

この部分を見てみると、2014年の27時間テレビでの香取慎吾さんの言葉が思い出されます。

「SMAPが無くなっちゃうなら仕方がないとも思います。偉い人達、偉い大人な人たちが解散って言うなら、僕だけじゃどうしょうもないし」

引用元:27時間テレビ

二宮さんは、SMAP解散とそれに伴うファンの行動などを見て、嵐だっていつどんな形で終りを迎えるかは分からない。

それが自分たちが望む形であろうが、あるまいが。

でもその時は従うしかないし、その際に悲しい、寂しいや、あれこれ言われるよりは、一緒に過ごしてきた時間をプラスに受け止めてもらって応援して欲しいなと思っているのかもしれませんね。

実際にSMAPのメンバー達は解散後、それぞれの仕事に邁進しています。

もしかしたら、初めは本意では無かったものの、一回下ろした「SMAP」という看板の重さにホッとした部分もあるのかもしれません。

これからは、それぞれが好きな道でやっていくという方向に舵を切っていますし。

そして、次にその重い看板を背負っていくのは、やはり嵐になるでしょう。

週刊誌等を見ていると、何となく今までSMAPが書かれてきたような事などが、全て嵐に向かっていっている気がします。

それは、これからもっと露骨になっていくでしょうし、本当に大変になるんだろうなと思います。

そんな中で、「自分の未来について、益々考えなくなった」という二宮さんの自然体は、ある意味で嵐として「何でも受け入れるよ」という強い覚悟だとも取れます

やはり本人の口から語られることの大事さというのを痛感したような、二宮さんのインタビューでした。

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