Pocket

浅田真央出典:http://浅田真央.net

10日、突然の現役引退発表を自身のブログで発表した、フィギュアスケートの浅田真央選手。

幼い頃からの成長を、画面を通して見守ってきた人も多いでしょう。

2010年のバンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得。

その後の、ソチオリンピックでは金メダルを狙うも、ショート・プログラムで大きく出遅れます。

翌日の、フリーでの見事な演技と、終了後の感情を抑えきれずに涙する姿は、深く印象に残っています。

その後、現役続行と引退の間で揺れ動いた浅田選手。

一度は、平昌オリンピックをを目指して現役続行を決断します。

しかし、昨年の全日本選手権では、12位に終わるなど、本来の姿を取り戻せずにいました。

大会後も、現役を続ける意思を見せていたものの、古傷である左膝の状態も思わしくないこともあり、今回の引退発表に繋がったと思われます。

これまで、オリンピックで銀メダル1つと、世界選手権で3度、全日本選手権で6度の優勝など、輝かしい実績と、数々の感動を残したフィギュア界のスーパースターが、遂にリンクを去ります。

それでは、海外の反応も含めて見ていきましょう!

スポンサーリンク

浅田真央とキムヨナの海外の評価や反応は?

浅田さんといえば、長年ライバルとして、しのぎを削ってきたこの選手の存在を忘れる訳にはいかないでしょう。

韓国のフィギュアスケート選手で、国民的英雄のキムヨナ選手。

2人は同い年で、ジュニア時代からのライバルです。

そんなキムヨナさんの母国、韓国でも今回の浅田さんの引退は大きく報じられています。

韓国の最大ポータルサイトNAVERの最新検索ワードで、最高2位を記録。

関心の高さが伺えます。

コメントの一部を抜粋していきます。
  • 「真央がいたから、今のキム・ヨナがいるのではないか?お疲れ様。」
  • 「本当にこれまでご苦労様でした」
  • 「良いライバルだったよ」
  • 「真央も引退するんだ。ライバルだったけれど、なんか好きだったよ。ちょっとジーンとしちゃうね。」
  • 「ライバルとしてお互いに成長しあったと思う…拍手を送ります」
  • 「選手間の競争とライバルは必ず必要だ!浅田真央選手ではなく、他の選手だったらキム・ヨナ選手のライバルになれただろうか疑問だったほどの影響力があったと思う。」
キムヨナさんの最大のライバルとして、浅田さんの功績を讃えるコメントで溢れているようですね。

浅田さんと、キムヨナさんのライバル関係の集大成として語られるのは、やはりバンクーバー・オリンピックでしょう。

結果は、皆さん御存知の通り、金メダルはキムヨナさんで、浅田さんは銀メダル。

更には、その演技の内容から出た得点について、不満の声も多く聞かれました。

浅田さんは、自身の代名詞であるトリプルアクセルを成功させたものの、得点を伸ばすことが出来ず、一方のキムヨナさんは、難しいジャンプを回避し、安全策を取りますが、完璧な滑りを見せ驚愕の高得点を獲得します。

そんな結果を見た当時の世界のトップスケーター達の反応がこちらです。
  • 「ヨナはちっとも美しくない、見せかけの演技だ!マオこそがゴールドメダルに値する」
  • 「アサダの演技はエレガントで美しく芸術だ。ヨナは外見を気にしすぎているようだ」
  • 「どうしてヨナの演技があそこまで高得点なの?オリンピックは公平でなくなった」
  • 「あんなに美しいトリプルアクセルはきっとマオしかできない。それなのにシルバーメダル」
  • 「ヨナのトリプルルッツなんかみんなが飛んでるじゃないか、しかしトリプルアクセルはマオだけだ!もちろんスケートはジャンプが全てじゃないけど、それでもマオの得点は低すぎる」
  • 「テレビを観ていた世界中のスケーターがマオのゴールドメダルを確信したことだろう。しかし期待は裏切られた、何か大きな力が動いていたようだ」
  • 「日本人は安心して良い、マオがゴールドメダルに値することを世界中のみんなは知っているからね。日本に帰ってきたマオを優しく迎えてあげてほしい」
  • 「ジャッジに聞きたいね、一体どこにそんな得点差があったのかをね」
  • 「ヨナの演技も美しかったけど、それでも今回はマオがゴールドメダルに値する」
概ね、浅田選手を指示している声が多かったようです。

採点競技としての、後味の悪さを残してしまうことになりましたね。

スポンサーリンク

浅田真央とキムヨナの海外の人気比較で違いは?

共に、世界を代表するスケーターであり、認めあっているライバルの2人。

そんな、浅田さんとキムヨナさんを、海外の人達はどのように見ているのでしょうか?

「浅田真央選手の海外での人気」

浅田さんは、海外でも特に人気の高いフィギュアスケーターの一人です。

幾つか理由はありますが、何と言っても浅田さんの代名詞である、芸術的な「トリプルアクセル」。

女子で、この「ジャンプ」を綺麗に跳べる選手は、世界でも少数です。

更には、演技の演出、表現力、ジャンプに入る前の独特のモーション等、浅田さんに憧れを持つ選手は跡を絶ちませんでした。

ジュニア時代から、トップとして世界中で試合もして、結果も残し続けてきましたしね。

その中でも、特に浅田さんの人気が高いと言われているのが、フィギュア大国・ロシア。

日本でも人気の高い、リプニツカヤ選手は「真央は世界で一番強い選手、尊敬しているし、とても好きな選手です」と公言していましたし、実際にフォームや演技、ジャンプで浅田さんを参考にしているとも。

そして、ソトニコア選手。

彼女も「いまでも真央は私のお手本であり、彼女を理想として目指している」と語っており、浅田さんと写真を撮ったらすぐに自身のSNSにUPするなど、もはやファン?という感じです。

ロシアでは、一般人や、これからフィギュアスケート選手を目指す子どもたちからも、大変な人気を獲得している浅田さん。

また世界各国に「浅田真央ファンクラブ」があることも、有名ですね。

ソチ・オリンピック後の、引退か現役続行かで揺れ動く浅田さんには世界中から、激励の手紙が届いたようで、当時の浅田さんの心を動かした、1つの要因になったこともありました。

「キムヨナ選手の海外での人気」

そしてライバルのキムヨナさん。

バンクーバー・オリンピックでの判定などから、日本での人気はお世辞にも高いとは言えないですね。

しかし、その実力は海外でも高く評価されています。

それは、そうですよね~、世界的なスケーターであることは間違いないのですから。

特に北米では、浅田さんよりも人気が高いとも言われています。

その一方で、同じフィギュアスケートの選手たちの中では、浮いているのでは?と思われるシーンもありました。

有名なのがソチ・オリンピックでの競技後の一コマ。

「キムヨナ ソチ・オリンピック」

「キムヨナ ソチ・オリンピック」

「キムヨナ ソチ・オリンピック」

ちょっと、気まずそうな感じも。

浅田さんを、尊敬していると語っていたロシアのソトニコア選手は、キムヨナさんの会見中に理由は不明ですが、途中離席したり、インタビューの中で、「(キムヨナさんは)まったく親しみがなかった」とも発言しています。

以前から、練習中に他の選手の邪魔になったり、態度が悪いこともあると言われていた、キムヨナさん。

フィギュアスケートは、同じ選手たちが世界を移動しながら競い合っていますので、試合中以外は仲のいいイメージがあったのですが、キムヨナさんは、あまり自分から積極的にコミュニケーションを取っていくタイプでは無く、一匹狼的な性格だったのかもしれませんね。

スポンサーリンク

浅田真央とキムヨナのは仲良し?

2人仲良く、写真を笑顔で撮っていたりしたこともありましたが、浅田さんとキムヨナさんは仲良しなのか?

何ていうのは、正直本当のところは、分かりませんw

そんな、簡単な関係ではないでしょうし、2人にしか分からない感情があるのでしょう。

ただ、フィギュアスケート女子の中で、これだけ長年、同じ世代で切磋琢磨してきて、比べ続けられてきた2人というのは、稀です。

そんな2人の関係性が垣間見えたのが、ソチ・オリンピック後のそれぞれのインタビューで、そこに全てが集約されていたように思います。

キムヨナさんは、浅田さんとの関係についてこのように語っていました。

「2人だけがライバル、という状況で10年以上も競技を続けてきた。このように長い間比較されながら競技した選手もあまりいないのではないか」

また、浅田さんのフリーの演技を映像で見ていたというキムヨナさん。

その後、浅田さんを労いこんな言葉も残しています。

「浅田の涙を見て、私もこみ上げるものがあった。お疲れさまという言葉を伝えたい」

浅田さんも、ソチ・オリンピックで競技生活に終止符を打った、キムヨナさんに対し、こうコメントしています。

「とてもすばらしい選手だと思う。ジュニア時代からずっと同じアジアの選手として多くの人から注目を浴び、そのような点で私も成長できた部分もあった。辛いことも多かったが、スケート人生のひとつの良い思い出」

と、時に笑顔を見せながら語っていました。

お互いを認めあった2人が、死力を出し尽くした後の言葉だけに、重みがありますね。

「浅田真央のトリプルアクセルの難易度とは?いつから?女子の成功率は?」では、浅田さんと「トリプルアクセル」についても触れていますので、宜しければ併せて是非御覧ください。

スポンサーリンク