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佐々木容疑者出典:http://livedoor.blogimg.jp

12日、自宅に覚醒剤約2グラムと、大麻樹脂約20グラムを所持していたとして、警視庁東京空港署に現行犯逮捕された「マッドミュージック(芸能事務所)」の代表、佐々木現容疑者(31歳)。

この人物は、韓国の大手芸能事務所YGエンターテイメント日本支社の元代表で、2006年に韓国でデビュー、2008年には日本でもデビューした「BIGBANG」を、一躍大スターへと押し上げた影の立役者の1人です。

今回の逮捕に繋がったのは、2015年6月に羽田空港内で拾われたメガネケースが発端です。

その中に、覚醒剤が隠し入れられているのが見つかり、その持ち主を調べていた所、佐々木容疑者が浮かんできたといいます。

その後、警察の内偵が進み、自宅のガサ入れが行われた所、佐々木容疑者のカバン、冷蔵庫から覚醒剤と大麻樹脂が発見されます。

それでは、この佐々木容疑者について調べていきます。

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マッドミュージック佐々木現の経歴は?

佐々木容疑者は、香港生まれで、高校までを香港で過ごし、その後上智大学へ進学。

英語の他には、ドイツ語も堪能で、広東語も会話は出来るという情報もあり、かなりのエリートセレブ。

その後、2007年に設立された「YGエンターテイメント・ジャパン」の代表を、2011年まで務めて退社。

同じ年には、「マッドミュージック」を立ち上げています。

「YGエンターテイメント」は、ご存じの通り、韓国の有名ミュージックやグループが数多く在籍し、日本でも大きく成功を収めていた事務所。

そんな「YGエンターテイメント」を退社した理由の1つは、「父親の看病」のためだったといいます。

佐々木容疑者の父親は、大手アパレル会社のリンク・セオリー・ジャパン元社長の佐々木力氏。

2011年8月に胃がんの為、亡くなっています。

この佐々木力氏は、女優の萬田久子さんと「事実婚」していたことでも話題になった人物です。

佐々木容疑者は、佐々木力氏の前妻との間に出来た子供なので、萬田さんと実の親子ではありません。

20代前半で、あのBIGBANGを日本でもブレイクさせるなど、輝かしい実績を持つ佐々木容疑者。

佐々木容疑者は、常に「日本にスターを作りたい」と語っていました。

日本人でありながら、日本人らしくない感覚を持っていたとも言われていますが、やはり海外での生活が長かった事が大きいのでしょう。

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マッドミュージック佐々木現と父親の関係は?

そんな佐々木容疑者は、どういう経緯で「YGエンターテイメント」の日本での成功に携わっていたのでしょうか?

そのキッカケは、韓国のプロダクションオーナーとの出会いだったといいます。

その人物の紹介で、デビュー前のBIGBANGのダンスと歌を見て惚れ込みます。

あっという間に自身が、BIGBANGのファンになってしまったそうです。

そして、日本でのプロモーションを手伝うことになります。

初めから、トントン拍子で話が進んでいった訳ではなく、最初の1年間は、どこのレコード会社も契約を結んでくれませんでした。

その後、韓国側が資金を提供し会社を作る事になりますが、最初の頃は車の運転や、商品への字幕の入力も、全て自分で行っていたといいます。

まさに、イチから「BIGBANG」を、日本でも大スターへと育て上げたんですね。

そんな、「YGエンターテイメント」を退社するキッカケとなった「父の看病」。

ただ、佐々木容疑者は、父と一緒に暮らした記憶は全く無いといいます。

幼少期から、母、姉と香港で生活。

中学、高校の頃は、父親の事業が上手くいっていなかったために、援助もほとんどなく苦労したそうです。

そして18歳の時、それまでは上手くいっていなかった「父親との関係」を、改善していきたいと考え、日本の大学に入ることを決めます。

当時の日本語のレベルは「小学校2年生位」だったとも。

それでも父親は、「男は自分で稼げ」という信念を持っていたため、日本に来てからの最初の1年間は「セオリー」の倉庫で「時給900円」のアルバイトについています。

決して、「資産家の息子だから今のポジションを築けた訳ではない」という強い自負を持っていた佐々木容疑者。

その根底にあったのは、香港で身につけた「同世代の日本の若者にはないスキルとスピリット」。

自身は、あるインタビューの中で「成功についての秘訣」を、このように答えています。

当時日本のネット環境は香港よりも遅れていて、そのアドバンテージをうまく利用したと。

後は、香港のハングリーな人達の中で育った経験から、鍛えられたメンタリティ。

そこから、どんな時代、どんな環境に行っても適応し、世界を相手にビジネスをするという人達を目の当たりにし、自然と世界を舞台に自分でビジネスをしていくという事に興味を持っていったそうです。

香港は、色々な国の方たちが集まる、人種のるつぼですし、いち早く色々な新しい情報が世界中から入ってきたのでしょうね。

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マッドミュージック佐々木現とBIGBANGの今の関係は?

日本と、韓国、両方で大成功を収めたBIGBANG。

当時、BIGBANGが両国で売れていくことにより、日本と韓国を結ぶ航空便が増えたり、言葉を覚えようとする人が増えたりしていく現象を見ながら、「音楽のちから」を、肌で感じることになります。

世の中を動かしている気になれたのでしょうか。

その後、BIGBANGのビジネスから手を引いた佐々木容疑者。

「父親の看病」とい事も勿論ありましたが、「音楽の力」を知った佐々木容疑者は、更に大きな夢を見ていきます。

確かに、あのままBIGBANGのビジネスかを続けていれば、金銭的な面では大成功を収め続けれたでしょう。

しかし、佐々木容疑者は「BIGBANG」と一緒に追いかけて叶えた夢を、もう一度新しく一から作っていきたいと考え、「マッドミュージック」を立ち上げています。

そして、そんな佐々木容疑者とBIGBANGの現在の関係ですが、どうしても「今回の逮捕」によって、浮かび上がってきてしまうのが「BIGBANG」の名前。

しかも2011年には、BIGBANGのリーダー、G-DRAGONさんが「大麻の吸引」で逮捕された事件もありましたね。

この時、G-DRAGONさんは供述の中で、「知らない日本人から貰った」と語っていましたが、真相は分かりません。

現在は、佐々木容疑者はYGエンターテイメントを退社していますし、今回の件で、直接BIGBANGの活動に支障が出るとは考えにくいですが、どうしても名前が出てきて、過去の事件についても注目が集まってしまうので、間接的な影響は出てきてしまうかもしれませんね。

ワールドワイドな視野や、大きな夢を持っていた佐々木容疑者の逮捕は、今現在、彼を慕っている事務所の方たちにとって、大きなショックになることは間違いありません。

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