いくえみ綾さん原作の人気コミックの「あなたのことはそれほど」が、ドラマ化され注目を集めていますね。
そんな「あなそれ」の出演者の中で、今回は仲里依紗さん演じる「麗華」について見ていきます!
仲さんが演じるのは、戸川麗華(とがわれいか)という女性。
一体どんな役柄なのでしょうか?
「あなそれ」の麗華(仲里依紗)が怖い?
仲さんの演技が怖いというか、原作での「麗華」がかなりホラーなんです。この原作の通りに、忠実に作品が進んでいくとしたら、かなり「仲里依紗こえ~」という反応が出てくるのではないか?という気がしています。
それでは、麗華の「ホラー的要素」を見ていきましょう!
まずは、すご~く簡単にこのドラマのあらすじをご紹介します。
小、中学生時代に好きだった男と偶然再会し、結婚し夫が居る身でありながらも、何の躊躇もなく不倫の世界へと足を踏み入れていく主人公・美都(波瑠さん)を巡るドロドロラブストーリー。
波瑠さん演じる「美都」の不倫の相手が、鈴木伸之さん演じる「有馬光軌」という男で、麗華の旦那さんです。
ま、旦那が不倫しているんだから、怖くなるのは当たり前っちゃ、当たり前なんですけどね。
見た目は、地味めであまり目立たないタイプの麗華。
あまり口数も多くないですが、内に秘めた「したたかさ」や「計算高い所」などが、徐々に垣間見えてきます。
あなそれの麗華(仲里依紗)が気持ち悪いのは演技と性格?
幸せな日常を送っていた麗華。それが旦那である有馬の「不倫」によって壊されますが、麗華は、子供の事も考え「有馬家」を守っていこうと決心します。
こう見ると、特に怖い要素は見当たらないですね。
麗華の性格は真面目。
そして控えめな奥さんという感じです。
今は、子供のこと、旦那のことを一番に考え、浮気なんて絶対にしなそうな女性。
学生の頃は、周りのギャルたちに何を言われようが相手にもせず、自分というものを貫き通しています。
常に周りに流されず、皆が恋愛話で盛り上がっていても、我関せずで「自分の世界の中で生きている」そんな学生でした。
有馬と結婚してからの麗華は、家族想いだし、近所付き合いもそつなくこなすし、感情的になることもない、「出来た奥さん」という印象です。
では、麗華が「怖いな~」と思った所を見ていきましょう。
「怖いな」というか、もし身近にいたら「気味悪いな~」という印象なんですよね。
例えば、相手の怪しい所に気付いたとしても、それを直接攻めてくるわけでもなく、感情をぶつけてくるわけでもない。
それでいて、何にも思っていないのか?と言われればそうではなく、ジワジワと精神的に相手を追い込んでいくみたいな。
作品の中で「有馬の不倫」に感づいても、決して有馬を攻めたりすることはなく、それどころか「あなたには感謝している(幸せな生活を送れて)」と、普通な顔して言います。
結局、何も問いただされてもいないのに、有馬は不倫に気づかれていると思い、自分から告白してしまいます。
この辺りの、ジワジワ相手を苦しめることなく追い詰めていく、しかも感情も出さずに、この辺りの不気味さが麗華にはあるように思います。
そして基本的に頭がすごく良いので、会話の中で、これを言ったら相手が動揺するなという「ツボ」も心得ていそうな所も怖いです。
面と向かって、言いたい事を言って感情をぶつけてくれた方が、楽なんだけどな~と思います。
しかも麗華は、勘もメチャクチャ鋭いし。
嘘を突き通せる気がしません。
という訳で、原作での麗華の怖さは、「何か全て見透かされているような不気味さ」にあると感じました。
ま、それもこれも「不倫」した有馬が、元はといえば一番悪いんですけどねw