福岡県の博多駅前で、ニセ警官による「7億5千万円金塊強盗事件」が発生したのが、昨年の7月。
それから約10ヶ月の間、福岡県警と愛知県警は合同捜査本部を設け、捜査を進めてきました。
そして、事件の実行犯と見られる人物達の逮捕にまで、こぎつけます。
という訳で今回は、逮捕された容疑者達の背後関係を見ていきましょう。
名古屋の半グレ集団でリーダーの名前が野口和樹?
今回の「7億5千万円金塊強盗事件」に関わったとして、逮捕された容疑者達を見てみると、名古屋を拠点にして活動していた「半グレ集団」の存在が浮き彫りになりました。事件の主犯格と見られるのが、野口直樹容疑者と、野口和樹容疑者の「野口兄弟」。
野口兄弟は、共に上半身に入れ墨が入っていて、窃盗事件を繰り返し、刑務所の中で仲間を増やしてきたと言われています。
担当の愛知県警の3課の間では、有名な存在でした。
その野口兄弟をリーダー格として、名古屋市を拠点に活動していた「半グレ」と呼ばれる不良集団。
背後には、暴力団との関わりも取り沙汰されています。
「金塊強奪事件」の後には、東京都内などでも、高級車を乗り回すなどして、豪遊していたという野口兄弟。
金塊強奪の計画は、用意周到に練られていたもので、この「半グレ集団」が、野口兄弟を中心として、いかに組織されていたのか、という様子が伺えます。
名古屋の半グレ集団と有名人との関係は?
「金塊強奪事件」に関わったとして逮捕されたメンバーの中に、小松崎太郎容疑者という人物がいます。そして後日、この小松崎容疑者が自身のフェイスブック上で、数多くの芸能人と繋がりがあるような投稿をしていたために、各方面に大きな波紋を呼んでいます。
そんな中、事件の中心的な役割を果たしていた、野口兄弟も「有名人」との関わりがあったという情報が。
野口兄弟の弟の方で、和樹容疑者と深い交流があったとされるのが、オネエタレントのGENKINGさん。
GENKINGさんは、愛知県の出身でもあります。
どんな繋がりから親しくなったのかは分かりませんが、名古屋ではよく一緒に遊び回っていたといいます。
更にGENKINGさんは、和樹容疑者と親しい関係にある、アクセサリー会社を経営者する資産家とも、深い交流がありました。
しかも、今回の金塊強奪事件で逮捕された、白根敬大容疑者の結婚式が今年の4月にあったのですが、その時には、和樹容疑者とともに駆けつけています。
となると、これは、かなり組織の深い所にまで入り込んでいる、ということなのでしょうか?
この件について、GENKINGさんの所属事務所は「私的な交際関係に関するものであり、詳細は把握していません」と回答しています。
つまり「私的な関係はあった」ということを、あんに認めている様なもの。
事件に直接的な関わりは無いとしても、この様な「犯罪組織」と深い繋がりがあったのだとしたら、イメージ商売である「芸能人」としては、致命的なダメージを負ってしまいそうです。