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小林麻央出典:https://www.lomero.net

壮絶な闘病生活を送り、その様子を自身のブログで語り続けた小林麻央さん。

その治療生活の中で、まことしやかに囁かれている「民間療法」とは一体どのようなものだったのでしょうか?

麻央さんは、ブログの中で「後悔の念」を綴っていたことがあります。

「あのとき、もっと自分の身体を大切にすればよかった。あのとき、もう一つ病院に行けばよかった。あのとき、信じなければよかった」と。

この言葉が直接「民間療法」だけを指しているのかは分かりませんが、病気の治療の段階での選択ミスを悔いていることは、間違いありません。

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小林麻央はどこで治療をミスした?

麻央さんの病気と闘病生活は、同じ年代の女性達にも、色々なことを考えさせられる機会になっているでしょう。

まだ、34歳でしたからね。

最近でも、息子である勸玄くんの舞台上での堂々とした姿を見ていると、本人どこまで理解しているのかは分かりませんが、胸が痛くなります。

麻央さんの死後、その治療の経過についても色々な報道がありました。

その中でも「民間療法」についてのことが多く、この治療法を拒絶するべきだったという声も聞かれます。

そこでまず、麻央さんの病歴についても見返していきたいと思います。

「小林麻央の病歴の振り返り」

2014年2月に、人間ドックを「PL東京健康管理センター」にて、夫婦で受診した麻央さん。

この時に「左乳房にしこり」が見つかります。

そして、詳しい検査が必要だということになり「虎の門病院」へと診察に向かうと「腫瘍」の存在が確認。

しかし、麻央さんの年齢が若かったこともあり「若い女性に多い良性の乳腺線維腺腫」と見受けられたようで、この時の様子を麻央さんはブログで「授乳中のしこりですし、心配いらないですよ。半年後くらいに、念のため、また診てみましょう」と言われたとしていました。

また、虎の門病院の関係者の話では、「(通常)全く問題がなさそうなら半年後と言うのですが、(麻央さんの場合)白黒ハッキリしないので、3ヶ月後に来て下さい」と伝えたとしています。

ここでも少し食い違っていますね。

ところが、実際に麻央さんが再検査をうけたのは、その8ヶ月後でした。

その理由としては、やはり多忙だったスケジュールも考えられますが、「きっと大丈夫だろう」という過信も少なからずあったのはではないかと思います。

誰でも「まさか自分がなるはずない」という思いは、少しはありますからね。

特に、年齢も若いと。

しかし、再検査の時に、麻央さんに「がん」が見つかります。

針生検の結果、脇のリンパ節への転移が判明。

麻央さんのがんの進行は比較的速いものでしたが、この段階で標準治療を行っていれば、5年生存率は「90%」を越えていたといいます。

しかし、麻央さんは「標準治療」を選択しませんでした。

「標準治療とは」

「標準治療」とは、その患者のがんのタイプ、ステージを見て、手術、放射線、抗がん剤、ホルモン療法、そして分子標的治療薬を組み合わせていくもの。

麻央さんのケースだと、まず「抗がん剤治療」を行い、がんを小さくし「手術」するという方法も考えられたといいます。

また乳房を温存出来れば温存し、無理でも再建するという手段もありました。

その為に「標準治療」を、麻央さんが選択しなかったことには、疑問を持つ関係者も多いようです。

今の時代「乳がん」は、決して不治の病ではありません。

しかし、がんが他の箇所へと転移していった時に、命に関わる危険な状態となります。

麻央さんの思いとしては、やはり「乳房を失いたくない」という思いが強かったのでしょうか。

それとも、ここでは「まだ何か違う手があるのではないか?」「もっといい方法があるのではないか?」と考えたのかもしれません。

今は情報が多く、また金銭的にもかけられる金額が多いであろう麻央さんだけに、余計に迷ってしまったという一面もあるのではと思います。

この時の「時間のロス」については、後になって、麻央さんが後悔することになる要因の1つになっていることは、間違いないでしょう。

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小林麻央は民間療法で騙されて後悔?費用は?

麻央さんが「標準治療」を拒否し、選択したのが「民間療法」だったと言われています。

ガンの宣告を受けた麻央さんが、その後、夫である市川海老蔵さんが開いた会見までの間に行っていたとされる「民間療法」。

そして、ここへ来てその「民間療法」についても新たな証言が。

それが「気功」。

がんの治療に対して、「科学的根拠」は全くないこの療法。

一部週刊誌では、海老蔵さんが女性風水師や、占い師に傾倒していて、スピリチュアル信仰を持っていたため、気功療法を行っていたという話も出ましたが、暗に海老蔵さんは、そのことを否定していました。

ただ、歌舞伎の名家で、歴史ある家系で育った海老蔵さん。

その流れで、昔から付き合いのある、いわゆる陰陽師のような存在はあったと思います。

また、つい先日には、麻央さんが通っていたとされるクリニックが、「無届け医療行為」のために業務停止命令を受けたことも分かっています。

勿論、こういった治療療法は「自由診療」となるために、保険適用外で、医療費も自由に設定されているために、高額に。

現に麻央さんが、こうした「民間療法」に費やした金額は、億を越えているとも言われていますが、あながち嘘ではないと思います。

麻央さんの場合だけではなく、お金のあるセレブたちが、こういった「高額な民間療法」に頼るケースは、少なくないそうです。

確かに、普通の方が通い続けるのには、金銭的にも相当な負担となりますからね。

なぜ、科学的根拠がある医学よりも、こういったものを信じるのかというのは、正直疑問です。

特に、命に関わることに対しては。

何かの病に侵された時や、悩みごとがある時、どんな選択をするのかというのは、それぞれの自由で、今はセカンドオピニオンも広く行われています。

結局、決定権があるのは自分自身ですし、他人が口を挟めることでもありません。

現に「民間療法」で救われた人達もたくさんいるのでしょう。

ただ「先端医療」として、本当に効果があるものなら、管轄する「PMDA(医薬品医療機器総合機構)」が、きちんと認可をしているハズですし、広く広まっていっているとも思います。

魅力的な言葉を並べられて、「自分だけは特別だ」「自分には効くかもしれない」と、都合よく考えてしまうのは、非常に危険なことなんだなと感じました。

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