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ヒカル出典:http://livedoor.4.blogimg.jp

Youtuberのヒカルさんらが、ビットコインを使った「マイクロトレードサービス・VALU(バリュー)」で、規約違反となる行為を行ったとして、大きな騒動となっています。

つい最近の記事で、ヒカルさんの特集が組まれていたものを読んだばかりだったので、今回の騒動には驚きました。

というのも、その記事では「ナンバー・ワンYoutuberになるのは俺だ!」と、宣言していたばかり。

ただ、ヒカルさんに関しては、これまでも、その手法について「やり過ぎではないか?」という声が囁かれていたのも事実。

それだけ注目を集める存在だったとも言えますが。

それでは早速、今回の騒動について調べていきます!

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YouTuberヒカルのVALU事件をわかりやすく!

2017年8月15日、「VALU」で規約違反に当たる行為を行ったとし、騒ぎになっているのは、ヒカルさんら人気Youtuberの3人。

いずれも、株式会社VAZのNext Stageに所属しています。

今回、大きな騒動となっている原因は、大きく挙げると「2つ」。

まず1つ目は「インサイダー取引疑惑」。

これは、ヒカルさんの師匠にあたる、株式会社VAZ(ヒカルさんが所属している会社)の顧問である井川氏が、株式投資の世界で言う所の「インサイダー取引」にあたる行為をしたように見えること。

そして2つ目は、ヒカルさんら3人が、自身のTwitterの投稿にて「VALU内で本格的な活動を行う」という予告をし、VA購入者を多く集め、その後、自分たちは「VAを売却」。

これが「意図的に的に売り抜け」をするため、計画されたように見えるということ。

「VALU(バリュー)」とは?

そもそも「VALU」とは、どのようなサービスなのでしょうか?

VALUは、「個人」「VA」と呼ばれる株式を発行し、資金調達が出来るサービス。

つまり、「個人が株式会社」のような存在になれるということですね。

その取引には「ビットコイン(仮想通貨)」が使われます。

特徴としては、購入した「VA」を、他の「VALUER」と呼ばれる株主に買い取ってもらい、その差益を得ることが出来るという点。

「個人単位」の、株式市場と言えるでしょう。

「VALU」のサービスを語る上で、前提となるのは、あくまでも「応援したい人への寄付」。

本来の目的は、「何かやりたいこと」があっても、資金がなかったり、また、「面白そうな人がいるな」と、思ったら、その興味を持った人の株を買い、「応援する(株主になる)」というもの。

しかし、現状では、運営から禁止されている、「利益目的の投資」をする人が多くいるのも事実です。

ヒカルさんら、「ネームバリュー」のある人が、このサービスを利用すれば、多くの「株主(支持者)」を集めることは容易なこと。

そして「VALU」には、「優待」という設定があります。

これは、株の発行者が「VALUER(株主)」に対し、「何かしらの還元」を行うという仕組み。(これは義務ではありません。)

また、「VALU」では売る相手を、自分で選ぶことが出来ます。

そのため、自分の周りの人たちで、「売り買いのラリー」を続け、「VAの価格を釣り上げる」ということも、システム上では行えます。

更に、株式投資で言う所の「インサイダー取引」に当たる、当人に関する情報を事前に入手した第三者が「売買」することも可能。

これらのシステムに関しては、以前から「VALU」に対し、指摘する声もありました。

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ヒカルのVALU事件をわかりやすくまとめ!優待はあった?

それでは、今回行われた「ヒカルさんのVALU事件」の内容をまとめていきます。

まず、この問題が起こったのは「8月10日~15日」の間までのこと。

順番に見ていきます。

まず、「8月10日」。

ヒカルさんら3人は、初めて「VAを発行」します。

この時、井川氏は、既にヒカルさんの「75VA」を所有。

その後、大きな動きはなく、変化が見られたのが、「8月14日」のこと。

この日、ヒカルさんら3人は、Twitterや、VALUのチャットを使い、「本格的にVALUで始動する」と発言します。

ちなみに、このツイートは、現在は削除済みです。

その翌日の「8月15日」。

井川氏が、突然所有していた「ヒカルさんのVA」を全て売りに出します。

この時、井川氏は「数百万円」の利益があったと見られていて、それに続き、ヒカルさんともう一人のYoutuberも、前日の終値(ストップ高)で、更にもう一人のYoutuberも、その日の終値で、「全VA」を売却。

「全VA」を売りに出すということは、それ以降、発行者本人も利益を受け取ることは出来なくなります。

この、井川氏、そしてヒカルさんら3人の取った行動により、これから本人たちは「優待」などを、VALU内で行動を起こす気は、もう無いのではないかという疑問の声と、結果だけ見れば、「井川氏と3人」が結託して「売り抜け」をしたように見えるという不信感を与えることになりました。

この一連の動きの中で、ヒカルさんら3人は、「一億円近い」金額の利益があったと見られています。

ヒカルさんら3人は、14日の時点で「VALU」に関する投稿ツイートを全て削除。

その後、ヒカルさんは「近日中に全貌を話す」とコメントを残します。

そして、ヒカルさんから出されたコメントは、以下のようなものでした。

「ヒカルのコメント」

Valuの株でお金儲けをしようとする人が減ればいいなと思う。
本来のあるべきサービスの形じゃない現状が僕は非常に気持ちが悪いです。

ここは小銭稼ぎの場でしょうか?

大したことのない偽物たちがここではランキング上位にいます。
もちろん中には堀江さんのような本物もいますが多くは小ずる賢い手段で時価を釣り上げている見せかけの偽物です。

僕のバリューの購入者には3パターンいると思っていて、
1 単に僕のファンで純粋な支援をしてくれている人
2 僕のバリューで小銭稼ぎをしようとする人
3 なんとなく周りに流されて買った人

本来あるべき形は、
このバリュー側が望む形はどれだと思いますか?

僕は1だと思います。

僕からの株主優待には期待しないでください。
今のところ何も考えていません。

ただ、一つだけ、
僕はこれからも輝く続けることをお約束します。

そして最後に購入者のみなさんありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。」

ヒカルのコメント全文

要約していくと、VALUの本来の姿は、純粋に応援、支援したい人が株主にることで、「株主優待などの期待はするな」ということでしょう。

更に、元々「優待をつけるとは言っていない」とも。

しかし、実際には、現在は削除済みですが、ヒカルさんが「株主優待を発表する」とコメントをしたことが、その後の「買い注文の殺到」に繋がっています。

それだけ「トップYoutuber」のヒカルさんの発言に期待していた人も多く、影響力もあったということでしょう。

ヒカルさんの言い分は分かりました。

つまり、「純粋な支援者でもなく、ただ儲け話に乗るような人たち」に注意喚起をしているということでしょう。

しかし、これに納得できないとする人たちが多く出てきたのは、VALUの値段が大きく上がったところで、ヒカルさんらが、一斉に売り注文を出し、その結果「株の価値は大暴落」。

残った人たちは、ヒカルさんの「株主優待」に期待し、VALUを購入していましたが、マイナス株を所有することになっただけで、株主優待も期待出来ないという状況からです。

自分たちは、売り逃げしておいてコレかよ、となる気持ちは理解できます。

これは、株式投資でいう「空売り」ともいう手法。

その背景には、まだ法整備が整っていない「VALUの問題点」も指摘されています。

その「グレーな部分」を、ヒカルさんらは狙ったという見方も出来ますね。

いずれにしても、本当にヒカルさんを支援していた人たちも裏切る結果になり、信用度という意味では、大きく落としてしまったことには間違いないでしょう。

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