大地震発生のニュースが入ってきました。
震源地は、メキシコ南部の太平洋で、地震の規模を示すマグニチュードは「8,2」。
現地では、これまでに「58人」の死者が確認されているということ。
ただ、地元メディアの報道では、倒壊した建物の下で「生き埋め状態」になった人がまだ多数いるといい、メキシコで起こった地震としては、「ここ100年間で最も強いもの」だったとも。
まだ、詳しい被害の状況は分かっていません。
メキシコ地震2017で日本への影響は?
日本時間の、9月8日午後2時前に発生した「メキシコ沖大地震」。震源に近い地域は、首都メキシコ市から「約1,000キロ」ほど離れた場所です。
この地震によって、沿岸では「1メートル20センチ程度」の津波も観測。
尚、津波による被害は、これまでの所、出ていません。
「大地震」といえば、ここ数年の間に、日本各地でも発生していて、また、これからの数十年の間に、「南海トラフ大地震」が起こる確率も高いと言われているので、他人事ではありません。
メキシコと日本、確かに距離は遠く離れていますが、同じ地球上で起こった大地震。
今回の「メキシコ大地震」のプレートの移動などによって、日本への影響、関連性などは出てくるのでしょうか?
実は、この「メキシコ大地震」の発生後、次に日本でも「M8レベル」の巨大地震が起こる可能性はあると言います。
皆さんは、「リング・オブ・ファイア(炎の輪)」と呼ばれている、「環太平洋火山帯の活動」について聞いたことはあるでしょうか?
こちらに、更に大きく、分かりやすい「リング・オブ・ファイア」の画像もあったので貼っておきます。
「リング・オブ・ファイアの画像」
この様に、太平洋をグルっと囲うように形成されている「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯活動)」。
実は、これまでにも、北太平洋に位置する「アリューシャン列島」で大きな地震が発生すると、次に中南米、そして日本へと、この「リング・オブ・ファイア上」を、時計回りに移動するかのように、巨大地震が連鎖するケースがありました。
「アリューシャン列島」とは、北太平洋に、弓なりに曲がって形成され連なっている列島です。
アメリカのアラスカ半島から、ロシアのカムチャツカ半島にかけて、「約1,930キロメートル」に渡り、伸びています。
「アリューシャン列島の場所」
それでは、過去に「アリューシャン列島」の地震から、連鎖していったケースもまとめていきます。
メキシコ地震2017で日本への影響は?関係や関連性が過去にある?
「CASE1」
- 1946年4月1日:アリューシャン列島で「M7,8」の地震し、ハワイ諸島など、太平洋各地で津波を観測
- 1946年11月10日:ペルーで「M7,3」の地震が発生
- 1946年12月21日:昭和南海地震「M8,0」が発生
「CASE2」
- 1957年3月9日:アリューシャン地震「M8,2」が発生
- 1957年7月28日:メキシコで「M8,0」の地震が発生
- 1058年11月7日:択捉島沖地震「M8,1」が発生し、太平洋岸各地に津波
- 2017年7月18日:アリューシャン地震「M7,8」が発生
- 2017年9月8日:メキシコで「M8,2」の地震が発生
- ???
この先の、「1、2ヶ月」の間は、いつもよりも「警戒」する必要があるかもしれません。
日本で暮らしていく以上、いつ「大地震が起こってもおかしくない」という自覚を持って行動しなければいけないのは事実ですからね。