先日の大相撲協会の理事会選挙で惨敗を喫した、貴乃花親方。
選挙後は、これまでの沈黙が嘘のように、緊急特番に出演したり、ワイドショー番組のインタビューに答えるなど、露出が増えています。
元横綱・日馬富士の引退にも繋がった、「貴ノ岩への暴行事件」に関しても言及していて、ようやくその全貌が見えてくるのかもしれません。
ところが、ここへ来て、その貴乃花部屋でも、「暴行事件」があったという告発が出てきました。
一体、何が本当のことなのか、よく分からない状況になってきましたね…。
貴斗志の引退理由と貴乃花親方の暴行と裁判とは?
貴乃花部屋での「暴行問題」について語っているのは、元力士の「貴斗志」。貴斗志は、将来が期待されていた力士だったのですが、2014年に突然の「引退発表」となり、相撲ファンを驚かせていました。
それでは、まず、「貴斗志の引退」についての理由から調べていきます。
「貴斗志の引退理由とは?」
貴斗志は、2014年の11月26日に、引退が発表されています。その直前となる「11月場所」では、自己最高位である「西幕下3枚目」に位置し、この場所の成績次第では、十両昇進も十分狙える所にいました。
しかし、「11月場所」が開催される直前に、突然、貴乃花部屋から貴斗志の名前が消されます。
この時の年齢を見ても「24歳」と、まさにこれからという時期だったので、様々な憶測が飛びかいました。
そして、その3年後の2017年12月には、日本相撲協会を相手に「力士の地位確認」などを求めた訴訟を起こしています。
「力士の地位確認」などを求めた裁判、ということですが、もう少し詳しく見ていくと、貴斗志のの訴えている内容は「地位確認の請求」や、「報酬の支払い」などについてです。
貴乃花部屋で起こったとされている「暴行」についての訴訟を起こしたわけではありません。
ただ、この訴訟の中で、師匠である貴乃花親方から、「弟子への暴行があった」という証言もされているのです。
貴乃花親方といえば、各界にはびこる、「暴力をトコトン嫌う」というイメージがあっただけに、かなりショックでした。
貴斗志の引退理由を考えてみると、この様な裁判を起こしていること、そして、年齢、当時の状況を考えると、自分の意思からの引退ではなく、「辞めさせられた」か、「辞めざるを得ない状況だった」というのは想像がつきます。
貴斗志の「引退届」を提出したのは、勿論、師匠である貴乃花親方。
その時、貴乃花親方は貴斗志の引退について、この様に語っています。
「起伏の激しいところがあり、精神が乱れることが多々あった(中略)やる気がなく、更生することはない。力士の模範になることはありえない」
引用元:夕刊フジ
更に、貴斗志は、貴乃花親方から部屋を出ていくように言われた時の様子を、訴訟の中で明らかにしています。
裁判記録によると、元貴斗志は14年10月18日の朝稽古中、貴乃花親方から「不良みたいな態度を取りやがって。荷物をまとめて出ていけ」などと何度も怒鳴られ、貴乃花部屋から追い出されたという。
引用元:夕刊フジ
一度預かった、弟子については、我が子同然として、「最後まで面倒を見る」と語っていた貴乃花親方ですから、この言葉も意外でした。
まぁ、実の息子でも、もう面倒見きれないということはありますしね。
よっぽど、素行に問題があったのでしょうか?
貴斗志は関東連合と関係?
現役力士の頃に、「素行についての問題」があったという貴斗志。更に調べてみると、貴斗志には、あの関東連合との間に、繋がりがあった可能性がある、といいます。
貴斗志さんらって関東連合元リーダー、石元太一の甥っ子なのがひっかかる。
— 相撲騒動のメディア姿勢を考えてます (@Jimminluv) February 6, 2018
※市川海老蔵の暴行事件で
、灰皿に酒を注いで頭からぶっかけられたのが石元太一(海老蔵による被害者)。 pic.twitter.com/CjAT3PQFZo
引用元:Twitter
この画像で、貴斗志と一緒に写っている真ん中の男性は、関東連合の元リーダー・石元太一氏。石本氏といえば、現在は、「六本木クラブ襲撃事件」で、横浜の刑務所に収監されています。
2人の関係性は、石本氏によると、貴斗志のことを「姉の子」だと語っています。
更に、あの「市川海老蔵さん暴行事件」で、逮捕された伊藤リオンさんが釈放された時に開かれた会に、「貴斗志も出席した」という情報もありました。
貴斗志が直接、何かを起こしたという事件は見つかっていませんが、やはり少し「気になる繋がり」ではあります。
こういった組織との関係というのは、「貴乃花親方が最も嫌いそうな所」ですからね。
いずれにせよ、「貴斗志の引退」には、彼の「素行問題」が大きく関わっているのだと思います。
もし、貴乃花親方が、改めて、この事に触れられることがあるとしたら、きちんと真実を語ってもらいたいですね。